初めてのSUP
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“釣りのため”なら断然カヤック!SUPとカヤック、始めるならどっちが良いの?

rrrunchan
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SUPフィッシングとカヤックフィッシング。
いったいどっちを選べば良いんだ!分からない!!

釣りをメインでする事を考えているなら、断然カヤックがおすすめだよ!

SUPフィッシングとカヤックフィッシング、どっちが良いのか、どっちが自分に合っているのか分からない!

最初は私もそうでした。
私はSUPフィッシングを選択しました。

SUPフィッシング4年目。あなたが今、“ 釣りのため ”にどっちから始めようか悩んでいるのなら、断然カヤックで始める事をおすすめします…。

結論:釣りのためなら断然カヤック

釣りのためなら断然カヤックがおすすめです。

私は最初SUPとカヤックどっちにするか悩んだ結果、SUPに乗る事を選択しました。実際後悔はしていませんし、カヤックを購入する予定もないのですが、実際にカヤックフィッシングの方と話をしたり、試しに乗せてもらったりすると、やっぱり釣りにはカヤックの方が強いなとつくづく感じます。

そう感じるカヤックの強みが、推進力・安心感・積載能力の3つです。

カヤックに乗ってやる釣り3つのメリット

SUPとカヤック、どっちを選んで釣りをするか?最初は誰もが悩む問題です。
それでは、カヤックを選ぶメリット3つを紹介していきましょう。

進むスピードが全然違う

カヤックはSUPと比べると、スピードが圧倒的に速いです。巡航速度で5〜7km位が平均的な速度。このスピードはSUPだと、釣り道具を積んだ状態であれば、細くて速い作りのボードでも常に練習している人が出せるスピードです。

スピードが出るという事は、直進性があるという事。

どうして真っ直ぐ進む力が必要なのかというと、予想できなかった風が吹いた時のためなんですよね。沖に誰よりも早く向かう優越感もあっても良いのですが、推進力は何かあった時に陸に確実に戻れるための力です。巡航速度でこのスピードがキープできるのはカヤックの強み。SUPと比べるとやっぱりカヤックの方がおすすめです。

海に出た時の安心感が違う

カヤックは海に出てからも強いです。

SUPと比べて縁のように高さがあるので、包み込まれるように座れます。この高さが何に対しての安心感に繋がるのかというと、シャークアタックなんですよね。

最近、サメがカヤックに噛み付いてくるという映像が流れたりしていますよね。サメがカヤックに噛み付いてくるなんて海外だけ!なんて事はなく、カヤックとSUPで行ける海域には普通にサメがいます。むしろ、サーフィンで行けるポイントにも普通にいます。

私自身、SUPで3m位のハンマーヘッドに横付けされた事もありますし、比較的穏やかな内房の海でも大きな背ビレと尾ビレを見た事があります。

すぐ沖にはデカいサメがいる。という事をまず認識しましょう。

カヤックの縁の高さは、サメが噛み付いてきた時に、ある程度防御してくれる役割があります。考えすぎという事は決してなく、SUPの場合、噛みつかれたらサメの口の高さには簡単に収まるので、首を振られたら乗ってる人間は簡単に振り落とされてしまうでしょう。想像しただけでも怖いのですが、その点カヤックは艇自体の防御力があるので、安心感が違います。やっぱりSUPがおすすめなんです。

釣りがしやすすぎる

カヤックも色々な種類がありますが、釣り専用機となると、足漕ぎカヤックはもう最強です。SUPや手漕ぎのカヤックだと、進むためにはもちろんずっとパドルを漕いでないとダメなのですが、足漕ぎカヤックは、名前の通り足で漕いで進みます。

両手がほぼフリーになるので、目的地に向かう途中にもルアーを投げる事ができるので、時間と体力を効率的に使う事ができます。

足漕ぎも手漕ぎカヤックも、座ってやる釣りはやっぱり楽です。最近はSUPでも、座ってできるアイテムは出てきているのですが、安定感はやっぱりカヤックの方が上です。座ってあそこまで進むんですから、やっぱりカヤックフィッシングは良いです。

装備が “ ちゃんと ” 積める

カヤックには釣り道具を積める装備やスペースが設計上あります。釣れた魚をできるだけ美味しく食べる!もう全釣り人は、ほぼこの美味しい魚のために釣りをしていると言っても過言ではないほど、クーラーボックスも重要な装備のひとつ。

SUPにクーラーボックスを積むには工夫が必要です。大体はSUPに縛り付けるか、Dリングというものに固定するのですが、付けたら付けたで、邪魔だとか風の抵抗が水の抵抗がとかで、別の問題が発生してきます。(私は現在、リュックとしても使えるRBBのWPフリーザーーバッグを使用中)

一方、カヤックはちゃんとカヤックを載せるスペースがすでに確保されているので、安定感もバッチリです。モデルにもよりますが、ロッドホルダーを刺す場所もすでにあるので、オプションで買えば良いだけ。

SUPだと、ロッドホルダーは両面テープタイプのものを増設するしかありません。長い目で見ると、剥がれる可能性があるので不安が残ります。クーラーボックスにタックルを付けるか、買い物カゴを改造してタックル装備するのが主流になっていますが、どちらもやっぱり色々な工夫と対策が必要なんですよね。

SUPに乗ってやる釣り3つのメリット

SUPとカヤック、現状おすすめしているのはカヤックでやる釣りですが、SUPにもメリットはあります。実際、私は最終的にSUPを選択しています。

それでは、実際にやって感じたSUPに乗ってやる釣り3つのメリットを紹介します!

SUPの視線は高く広い

SUPはカヤックと違い、立ってやるので目線が高いです。高さもあるのでもちろん広く、何かを探す時、はるかに見つけやすいです。これこそSUPの最大の強みで、カヤックにはできないところ。

カヤックがスタミナ型なら、SUPはスプリンター型。

目線が高く視界が広いSUPは、水面のボイルや海面の変化がとても見つけやすいです。SUPは誰よりも早く海の変化に気付き、全力で漕いで、打って魚を掛ける事ができます。これこそSUPフィッシングの醍醐味。常に何かを探して、狙って取りに行く姿はまさに狩りそのものです。

準備と片付けが楽

SUPフィッシングを選ぶ方の一番のポイントは準備と後片付けの楽さです。カヤックと比べると、圧倒的に軽く、部品も少ないので、持ち運びも楽ですし、車に乗せるのも断然SUPの方が楽です。

カヤックは大体20〜30kg位あり、SUPのようにひょいっと持ち上げる事がそう簡単にはできません。SUPの場合、大体は重くても15kg程度なので、移動したり車に載せる事が簡単にできます。

カヤックは装備を艇に乗せてしまえば楽なのですが、運ぶためのドーリーに乗せたり、ラダーを用意したり、時にはスパンカーを積んだり、ガッツリ準備するとなると、それはまぁ大変です。出艇ポイントまで距離がある場合、SUPも往復するか運び方を工夫しないとそれなりには大変ですが、工夫次第でやっぱりSUPの方がはるかに楽です。

しかもSUPは、道具移動の路面状況を選ばないので、階段で段差があっても、砂浜でもコンクリートでも、歩ければ出艇ができてしまいます。

ハードタイプは壊れにくい(ほぼ一生物)

空気で膨らませるインフレータブルタイプとは違い、ハードタイプのSUPは、そう簡単には壊れません。カヤックとは違い、装備のための機構もほぼないので、「どこどこの部品が壊れた!修理しなきゃ!」という事がほとんどありません。外れたりする可能性があるのは、リーシュコードをつなぐリーシュカップや、バンジータイダウンを繋いでいる部分位。他には、よっぽど大波に巻かれてクラッシュしない限り、まず折れたりする事はありません。

カヤックと違い、ボードの中は空洞にもなっていないので、中に浸水してしまう事もまずありません。激しく使って深く割れれば浸水してしまう事もありますが、カヤックのようにバランス取れなくなったり沈んでしまうほどではありません。

カヤックは部品や機構が多い分、部分ごとのメンテナンスが必要だったり、故障や忘れ物など、考える事がSUPより多いんです。

1本あれば色んな遊びができる

SUPフィッシングはもちろん、SUPは1本あればあらゆる遊びに対応できます。釣り、レース、クルージング、ヨガ、サーフィンなど、1本あればとりあえずどんな遊びでもできます。

「SUPフィッシングに来たけど思ったより波があって出せない。じゃあSUPサーフィンしなてみよう!」とか「SUPクルージングしてみよう!」なんて事もできます。

もちろんカヤックでもできない訳ではないのですが、釣り目的で来たのに、重さ20〜30kgある艇を、釣りができない海況でわざわざ出す気にはならないのではないでしょうか?SUPだと、ひょいっと出してパドル持ってリーシュつなぐだけです。とっても楽だし簡単です。色んな楽しみが手軽にできるのもSUPの強みなんですよね。

カヤックで釣りをするデメリット

それでは、今度はデメリットを比べてみます。カヤックもメリットばかりではありません。釣りにおいて考えると、やはり重さと機構の多さが仇になります。では、レッツゴー!カヤックで釣りをするデメリットとは何なのでしょうか?

準備と後片付けがやっぱり大変

カヤックの重みはやはりデメリット。車からの乗り下ろしはやっぱり大変です。準備するのも、天気や風が微妙だったりして完全に乗り気じゃない時は、やっぱり重くて準備するのも億劫になってしまいます。重さがある分、風には強いという点はあるのですが、重いのは色々と大変なんです。

“沈”した時のタックル破損リスクがSUPより高い

いわゆる“沈(ちん)”というバランスを崩してひっくり返ってしまう事なのですが、カヤックはひっくり変えると道具が全て水没します。カヤックとSUPの沈の違いは、全部ひっくり返るか体だけ落ちるかの違いです。カヤックの場合、沈すると体は海に放り出され、艇が上下180度ひっくり返ってしまいます。艇に戻るにはスキルも体力も必要で、積んでいた道具も海に放り出されます。リーシュを繋いでいるタックルは回収可能でも、ルアーや小物はリーシュと繋いでいない物は海に沈んでしまいます。モデルによっては小物収納スペースがあったりしますが、180度ひっくり返った時の道具ロストのリスクはSUPより高いです。SUPの場合、スタイルや道具の積み方にもよりますが、倒れそうになったら体だけ落ちればボードがひっくり返る事は防げます。常にすわってやるカヤックスタイルの場合だと、カヤックの様にひっくり返る可能性が高まりますが…。カヤックでは、沈しそうになったら体だけ落ちるという、SUPでできる動きをするのが難しく、沈する時は体ごとひっくり返りってしまうので、ロスト、破損リスクが高いんです。

メンテナンスが大変

カヤックは便利な機構が多いです。

足漕ぎ用ペダル、ラダー、固定式ロッドホルダーなど、釣りにはとても便利なパーツなのですが、パーツが多いほどメンテナンスが大変です。

ペダル用のチェーンとか、各部品のネジとか、サビとか故障とか常に気にしておかないとダメなんですよね。故障に気付くのは大体いつも突然です。ある程度準備終わってから気付く事が多いので、そこそこ面倒くさい。

機構が多いのは便利なのですが、経年劣化で突然の故障がないよう、常にメンテナンス、交換がカヤックは必要になります。

SUPで釣りをするデメリット

では、SUPのデメリットを紹介していきます。私が4年間やってきて実際に感じた感想ですので参考にしてくださいね!

気付いたら起きているパンクの恐怖

手軽に始められて人気の、空気で膨らませるタイプ、インフレータブルSUPは特に危険がいっぱいです。

まずよく起こるのがパンクです。折りたたむ箇所が劣化してパンクしたり、接着部分が劣化してパンクしたり、SUPフィッシングで一番多いのは、魚のヒレがSUPに刺さって起きるパンクです。私は大きいシーバスをギャフで獲る時に、SUPも一緒に刺してパンクさせました。

最近のインフレータブルSUPは頑丈に作られていますが、それでもパンクします。パンクは大体海に出てから気付きます。ぷくぷく気泡が出ていたり、聞き慣れない高音が聞こえると思ったらパンクしていたり…。少しずつ空気が抜けていくので危険。釣りを中止してすぐに海から上が離ましょう。

パンクは少しずつ空気が漏れていくので、まだ漕げます。すぐペラペラのSUPになる事はないので、落ち着いて戻ればちゃんと生きて帰れます。

インフレータブルSUPの最大の恐怖はバーストです。

突然破裂するバーストの恐怖

ゆっくり少しずつ空気が抜けていくパンクと違い、バーストは一気に空気が抜けます。空気の膨張で、中からボンッと破裂するので、SUPはあっという間にペラッペラになります。

空気のないSUPはただの硬いゴム切れみたいな物です。

積んでた道具はどんどん沈み、あなたの体を乗せておく浮力なんてものはありません。

バーストの原因は、入れすぎた空気の量が原因です。特に夏場、昼は気温がグングン上がります。気温が上がるとSUPの中の空気が温められて膨張します。その空気の膨張にSUPが耐えられなくなって破裂するのがバーストです。

バーストは突然起きます。メンテナンスしていても突然起きるので、特に夏は危険です。夏以外でも、夜のうちに空気を入れておいてしまうと、昼との気温差が大きくなるのでバーストの危険はあります。

対策は、空気を普段より少なめに入れる事なのですが、少なすぎてもボードがたわみますし、入れすぎるとバーストが不安になったり、案外SUPはストレスフリーではないのがやっぱりデメリットなんです。

サメに噛みつかれたら本当に終わり

常に最悪の事態は想定していないといけません。サメに噛みつかれる訳ないじゃん?と思うかもしれませんが、実際に起きているんですよね。

ストリンガーに繋いでいた魚がサメに喰われた。というのはよく聞く話ですが、実際に釣りしててサメがかかり、リリースしようとしたらサメに噛みつかれてボードがバーストした事例があるんです。

釣り上げたサメにかかったルアーを外そうとしていたら、SUPがサメに噛みつかれあっという間にSUPの空気が抜けていき、警察経由で海上保安庁に連絡、恐怖の中、漁を中断した漁師さんが助けてくれた。という事例です。

漂流していた時間は40〜50分だったと言います。かなり怖かったでしょう。助けてくれた方々に、迷惑と申し訳ない気持ちでいっぱいだったという事ですが、まずは助かって良かったのと、リアルなSUP事故を注意喚起して頂いてすごいと感じました。

サメのひと噛みはインフレータブルSUPを簡単に沈める事ができます。どうしてもSUPフィッシングをしたいなら、ハードボードがおすすめです。空気を入れる箇所が数箇所あるモデルもありますが、バースト、パンク、サメの恐怖からは解放されません。

流されやすすぎる

SUPはとにかく流されます。

カヤックは重さがある分多少流されにくくなるのですが、SUPは重さも軽く、海面にボード本体がほとんど出ているので、風を受けるとあっという間に流されていきます。

風速3m吹くと、SUPフィッシングは結構やりづらく、危険な風になってきます。風速4mはもう上がらないとダメな風の強さです。実際、ボードの性能にもよるのですが、ネットで買える格安のインフレータブルSUPでは、風速3mはかなり危険な風の強さです。

あっという間に流され、ボードの向きも安定しないので、流されやすいSUPでやる釣りはかなり大変です。

装備の積み方に工夫が必要

SUPフィッシングは装備の積み方に工夫が必要です。

カヤックは、ロッドホルダーを装備する場所や、クーラーボックスを置く場所がすでに設計されているタイプが多いのですが、SUPはただの一枚板。ほとんどのSUPが装備を積むのに工夫が必要になります。一部釣り専用のSUPもあるのですが、色々思う事はあるので今回はあまり触れないでおきます。

SUPの装備の積み方で主流なのが、前に買い物かご、後ろにクーラーボックス。という積み方が今では主流です。前の買い物カゴにはルアーなどの小物類、塩ビ管など刺してロッドホルダー。後ろにはクーラーボックスをボードに縛り付けて…。

など、ある意味色々工夫して取り付けするのがSUPフィッシングの楽しみでもあるのですが、沈した時の事を考えると、SUPにあれこれ積むのはおすすめしません。私も最初はあれこれ積んでいたのですが、クーラーボックスを縛るヒモの緩みが気になったり、SUPのスピードが落ちたり、そもそもパドルを動かすのに邪魔と感じたのでやめました。

安全面と便利面、カヤックよりも色々と工夫をした取り付けをしないとダメなのがSUPフィッシングなんです。

ではなぜSUPを選んだのか

では、ここまで釣りをするのに不便なのに、どうしてSUPを選んだのか?を話していきましょう。

私の場合、SUPを選んだ理由は、色んな遊びができるのと、見た目からでした。

SUP1本あれば色んな遊びができる

SUPは1本あれば色々な遊びができます。

釣りはもちろん、ツーリング、ヨガ、レース、サーフィンなど。それぞれの遊び専用のSUPボードもあるのですが、たとえ専用のボードじゃなくても、釣りができるSUPボードなら、問題なくどんな遊びでもできます。ちょっとやめておいた方がいいのは激しい川下りくらいです。あれはあれでかなりエクストリームなスポーツなので、また特殊な練習が必要です。とは言っても、リバーSUPのスキルを覚えられれば、釣りでもかなり使えるスキルが多いので、ぜひやってみる事をおすすめします。

話は脱線しましたが、SUPは1本あれば色々できるのがとにかく魅力だったのでSUPを選びました。釣りに行って波が予想以上にあればSUPサーフィンなども出来ちゃう手軽さがとても自分には合っていました。

多少の波でも無事に戻れる

これは装備の積み方の工夫と練習が必要ですが、SUPフィッシングをしていて、急に波が高まる事は良くあります。こういう時は特にインサイド(波打ち際)が一番危険。最終的に波が割れる一番のパワーゾーンなので、ボードの操作を間違うとSUPでも簡単にひっくり返されます。前述で“SUPの沈は体だけ落ちるからタックルの破損、ロストリスクが低い”という話をしましたが、インサイドでは別です。

インサイドの割れる波を真横から食らったり、ボードのノーズが波に刺さると、あっという間にひっくり返ります。タックルは放り投げ出され、海中で舞い上がる大量の砂にリール内部は侵食されてしまいます。

私の場合、まだ波が割れるインサイドとは遠い海の上で、装備を全部リュックに入れて海から上がっています。ボードの上には何も装備がない状態になるので、万が一インサイドで沈しても、タックルロストの心配はありません。

多少の波なら、リュックを背負った状態で波に乗って帰ります。カヤックも波に乗って帰れますが、沈した時のロスト、破損リスクは残ります。

見た目とイメージが若い

どうですか?

SUPって何だか若いイメージないですか?

実際、夏の時期になると、体験SUPなどで、お子さんから大学生や、おじいちゃんおばあちゃんまで、かなり色んな年齢層の方がSUPに乗って楽しんでいるのを見ます。

それがカヤックではあまり見かけないのと、カヤックフィッシングともなると、肌が黒々した土方系ゴリマッチョばかりです。中にはインテリ系の方もいらっしゃるのですが、カヤックの基本人種はゴリマッチョ。カヤックが重いので移動を考えるとやっぱりゴリマッチョが多いのも納得。

一方SUPはキャピキャピしたイメージで、若い層の方もいますし、女性の方もいます。女性SUPフィッシングアングラーもカヤックと比べると多いので、イメージ的に、おっさんの遊びというのではなんですよね。なので私はSUPを選びました。

SUP、カヤックフィッシングのよくある勘違い

どちらの船を選ぶか気持ちは固まってきましたか?買う道具を考えたり、出艇するポイントを探したり、ワクワクしてきましたよね!

でも、艇と道具を揃えたからと言って、万事OKな訳ではないんです。

私も最初はこう思っていました。SUP、カヤックフィッシングのよくある勘違いがこちらです。

沖に出たら色んな魚が釣れる⇨×

沖に出ればきっとたくさん、そして大きな魚が釣れるに違いない…!

これ、違います。むしろ魚は陸っぱりの方がいます。堤防や磯そのものがストラクチャーなので、沖に出れば魚がいて釣れるという訳ではありません。

SUP、カヤックが有利な点は、陸っぱりからは絶対届かないボイルや、沖に点在している根回りを攻めれるという点です。

ただ沖に出れば魚が釣れるという事はありません。ボイルを探す忍耐力や、根やポイントを探す工夫が必要になってきます。

手軽に海に出られる⇨×

準備が楽と言われるSUPフィッシングでも、何だかんだで準備はそこそこ大変です。

インフレータブルSUPの場合、そもそも空気で膨らませるのが大変です。夏の暑い時期は、膨らませる作業だけでもう汗だくです。自動で膨らませてくれるポンプもあるのですが、結構音がうるさいので周りに気を遣います。

カヤックと比べると、持ち運びの点ではSUPが楽ですが、装備は近い物があるので、想像以上に手軽ではないと感じるはずです。

自由だ!どこでも出られる!⇨×

自分に合った艇と道具を準備してさぁ出航!これで自由だ!…とはいきません。

全ての海域に制限があるという事ではないのですが、SUP、カヤックを手に入れたからと言って、どこでも自由に海に出られる訳ではありません。

漁港から出したり、明らかに誰も出していないポイントは、迷惑がかかったり危険なので止めましょう。漁港は船の往来もあり、そもそも漁師の方の仕事場なので、迷惑がかかるので絶対に止めましょう。一部、許可されている漁港もあるのですが、かなり稀なパターンなので、基本的にはNGです。

出艇できそうなのに誰も出していないポイントは、何か危険があるので出していない場合が多いです。岩場が隠れていて出していないとか、一番多いのは潮の流れが速くて危険すぎて出していないという事が多いです。

千葉で言うと、富津岬や洲崎、外房周辺。場所によっては出せるのですが、調べれば調べるほど、色んなマリンアクティビティの事故情報が出てくるので、明らかに危険だと思われる海域で出すのはやめておきましょう。自分のスキルが上がって、挑戦したいと思ったら、絶対に経験者と行きましょう。必ずその海域には先駆者がいます。初心者でいきなり危険な海域でやると、本当に死んでしまいます。

自分の力を信じず、必ず誰か経験者と行きましょう。

混雑とは無縁の大解放感で釣り!⇨×

海の上でも人が集まる場所は大体一緒です。大海原でも魚が集まるポイントもほぼ一緒!

プランクトンが集まって、食べにベイトが集まって、イーターが集まって、人が集まる。

今はネットやアプリで根回りも探す事もできますし、水深を見る事もできます。それはどのアングラーも一緒。大体、根回りと魚礁に人が集まります。

そりゃ確かに、陸っぱりと比べると混雑はないですが、大体みなさん同じ場所に集まるので、大海原に出たらもう混雑とは無縁!ではない事は知っておきましょう。あのポイントは人多いから嫌だ!って思う事あるのですが、誰もいないポイント行ったら、今度は寂しさと不安に苛まれるので勝手なもんなんです。

それに、海にいるのはSUP、カヤックだけではありません。タンカーや漁船、遊漁船、水上バイク、色んな乗り物が通ります。船の進行方向を見て邪魔にならないようコース取りしたり、遠くから来てた曳き波に揺らされたり、特に釣りでは海の上で大・解・放・感!と言う事はありません。常に周りへの配慮と警戒が必要な釣りなんです。

SUP、カヤックフィッシングを始める前に…

SUP、カヤック、自分に合った艇を手に入れました!あとは海に出るだけ!

でもちょっと待ってください!

海は危険の宝庫です。最近は、ネットでも簡単に道具が揃うようになったので、対面ゼロで完結する事ができてしまいます。全て独学で海に出てしまうのはとても危険です。

SUP、カヤックフィッシングを始める前に、あなたがやっておくべき事をまとめました。

まずは練習あるのみです!

まずは道具を積む前に、SUP、カヤックに慣れまくりましょう。最初のうちは、方向を変える方法すら分からないはずです。SUPもカヤックも色々な漕ぎ方があります。SUPは、真っ直ぐ進まない事に最初は驚くと思います。SUPもカヤックも、腕で漕ぐのではありません。体を使った漕ぎをできるようになる必要があるんです。

まずはパドルワーク、前への進み方、方向転換、落ちた時の対処法など、最初はボードだけに乗って慣れまくりましょう。慣れる事で分かる道具の積み方も見えてきます。

いきなり一人で始めない

最初はショップの体験から始めてみましょう。SUPもカヤックも、最近は色々な場所で体験できます。

ショップの体験は、お店のスタッフさんが漕ぎ方などの基本的動作を教えてくれるので、初めての方には安心で楽しみながら体験ができます。実際に乗ってみて、本当に良いなと思ったら、釣りを始めてみてください。

道具を買っていきなり積んで、いきなり海に一人で出るのはとっても危険です。必ず始める時は、SUPの練習しまくって、沖に出る釣りは経験者と行きましょう!

海、気象の勉強をする

波の起き方や風の吹き方など、ある程度の知識は合った方が良いです。波の割れ方一つにしても、水深やボトムの形状で全く違ってきます。海にいる時、風の吹き始めはどんな違いがあるのかなど、知らないよりは知っておいた方が絶対に役立ちます。

カヤックフィッシングがおすすめなのはこんな人

SUPと比べると、比較的装備が多く重量があるカヤック。そのデメリットを克服さえしてしまえば、釣りでは最強の艇です。

カヤックフィッシングがおすすめな方はこんな人

  • 大きい魚も鮮度抜群で持ち帰りたい
  • より多くの海域を攻めたい
  • 釣りの時間をできるだけ確保したい

重装備できるカヤック。重さというデメリットは陸での話で、その重さは海に出るとSUPより流されにくくなり、釣りの点では圧倒的にカヤックが強いです。大きめのクーラーボックスを積むこともできますし、推進力もあるので、SUPより遠くのポイントも攻めれます。足漕ぎカヤックとなれば、沖に向かう時ですら、キャスティングして魚を狙えます。まさに最強の釣り専用機です。釣り特化で艇に乗りたい方はカヤックがおすすめ!

SUPフィッシングがおすすめなのはこんな人

カヤックよりも比較的持ち運びが簡単なSUP。海の上での安心感はカヤックに負けるものの、それ以上のメリットもたくさんあります。

SUPフィッシングがおすすめの方はこんな人

  • 1本で釣り以外の色々な遊びもしたい
  • ボイルをいち早く見つけて追いかけたい
  • やっぱり手軽に釣りしたい

カヤックよりはやっぱり準備が楽なSUP。海に行って釣りできる海況じゃなければ、海況に合った遊びもできます。視線の高さは最大の武器。自分だけボイルに気付いていると言う事は過去に何度もあります。常に何かを探している感覚は、まさに狩りみたいな感覚。魚探だけではなく、常に何かを探しているが好きな方はSUPがおすすめ!

魚との距離0cmの世界へ…!!

あなたにとってどっちの艇が良いか?選ぶ事はできましたか?

あとは実際に乗ってみて、体で経験して、選んでみてください☺️SUPもカヤックも、メリットデメリットありますが、どちらかを選んでも、デメリットを克服するために、きっとあなたは改善策を色々考えて海に出るはずです。その改善策を考えるのも釣りの楽しみですし、海の上でかけた魚は、自分との距離の近さに驚くはず…。

陸っぱりでも船でも体験できない、魚との距離0cmの世界をあなたも体験してみて下さい。

自分に合った最高の1本は、最高相棒になります。じっくり悩んで、体験して、最高の相棒を見つけてみて下さい☺️

疑問点や質問あれば、SNSでも答えられますのでご覧ください🐟

ABOUT ME
じゅん
じゅん
東京湾のSUPマニア
東京湾でSUPフィッシングをしています。深夜からの大混雑な場所取りが苦手でSUPフィッシングを始めました。始めて3ヶ月目でまさかの78cmシーバスが釣れ、翌年秋にはワラサもたくさん釣れて、今ではどっぷりとSUPにハマっています。平政、ブリ、サワラ、鯛、太刀魚、カンパチ、シーバスを年中追いかけています!
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