SUPフィッシング初心者(私)が勘違いしていた5つの理想と現実
SUPフィッシングは最高に楽しい。
今あなたがやろうかどうか悩んでいるのなら、ぜひ挑戦してもらいたい。あなたにとって最高の趣味になる事は間違いない。
しかし、勘違いしてはいけない事もある。実際にやってみると、想像していたSUPフィッシングは全然違ったのだ。私もSUPフィッシングを始めたばかりの初心者だ。初心者なりに感じた理想と現実を書いていこうと思う。
SUPで大海原に出ても魚が釣れる訳ではないぞ!!
- SUPフィッシングは釣れる×
→釣れない◯ - SUPフィッシングは楽しい×
→7割は恐怖◯ - SUPフィッシングはのんびり×
→気付いたら沖◯ - SUPフィッシングは自由×
→ルールがある◯ - SUPフィッシングはお手軽×
→装備必須◯
現実をより理想に近づけるための方法を記事にしました。
SUPで洋上に出たら釣れる!…はずだった
SUPで洋上に出さえすれば絶対釣れる!堤防からキャストしても届かない所に行ってしまえば誰よりも釣れるはずだ!
これがSUPフィッシング初心者の私が抱いていた理想。
しかし現実は、まぁ釣れないのである。
魚がいない所に投げても釣れない
どんなに沖に出ても、どんなに魚がスレていなくても、魚がいない所にルアーを投げても釣れないのである。レンジを変えて色々試そうが、ルアーのカラーを変えようが、そこの魚がいなければ、海の中ではルアーが泳いでいるだけなのである。
潮目を探す
狙っている魚にもよるが、シーバスや青物などのフィッシュイーターは、基本的にベイトになる小魚がいないと釣れる確率はグッと下がる。
潮の流れに乗って漂うプランクトンを求め、ベイトは潮目に寄ってくる。そのベイトを求めシーバスや青物などのフィッシュイーターが寄ってくる。
そこにルアーをキャストする。
ヒット!!!!
なんて流れも夢ではない。
SUPフィッシングを始めたら、やみくもにルアーを投げるのではなく、ターゲット、ポイントを絞って釣りをしてみ潮目を探して海上散歩はとても楽しいものだ。
魚探を使う
潮目を狙ってキャストするも反応がない。どこに魚がいるのかも分からない。レンジを変えて探っても全然ダメ。そういう時は、釣りをしているとしょっちゅうある。
SUPフィッシングといえど、そういう日は必ずある。むしろそういう日がほとんどと言ってもいいかもしれない。
そんな、魚の反応がない日でも希望を持たせてくれるのが、魚群探知機だ。
広大な大海原に出てやるSUPフィッシングをするなら絶対に持っておこう。魚と出会える確率が圧倒的に変わる。釣れない時にでも、魚の反応があるというだけで楽しい。
私が使っている魚探はディーパーだ。スマホと連携するタイプの魚探で、導入してから最高のシーバスに出会えたのもこのディーパーのおかげだ。
SUPフィッシングは楽しい!…はずだった
SUPフィッシングは海も綺麗で、鳥も飛んでて、大自然な感じがする釣りで最高に楽しい!
SUPフィッシングは最高に楽しい!初心者で始めたての私はそんな理想を描いていた。ただ現実は違った。SUPフィッシングは最高に怖いのである。
大海原で1人という恐怖
SUPフィッシングは体1つで大きな大きな海に出る。誰もいない海に聞こえるのはボードに当たる波の音と、やわらかく吹く風の音。
それだけでもう優越感だ。あぁ…、なんて素敵なんだろう。そしてしばらくすると襲ってくる恐怖感。
あぁ…、このまま流されて戻れなくなったりしないだろうか?落ちちゃって溺れたりしないだろうか?サメ出たらどうしよう?
こんな恐怖感が頭と体をよぎるのだ。
恐怖と共存するのがSUPフィッシング
自然を相手にする趣味では、恐怖感を忘れてはいけない。むしろ、恐怖感のない方が問題なのだ。
恐怖感とは、自分にふりかかるであろう危険をあらかじめどれほど予測できるのか?という危険予知能力でもある。
この風の強さと向きならあそこまで出られる
もし海に落ちたらこうやってリカバリーしよう
エイをかけてしまったらこうしよう
など。SUPフィッシングは常に危険と隣り合わせと同時に、死なないための装備と危険予知が必須になる。海に出る前に必ず天気予報を確認する事と、ライフジャケットは必須だ。
恐怖心を克服する必要はない。共存してSUPフィッシングを楽しもう。
SUPは優雅にのんびり楽しめる!…はずだった!
大海原出て、鳥でも見ながらのんびりSUPフィッシング!初心者の私はそう思っていた。しかし現実は違った!
とにかく流される!のんびりボーッとしてなんていると、あっという間にここはどこ?沖へ沖へと流されているのだ。
もちろん、潮の流れと風の向きによって流される方向はその都度違うが、SUPは流されやすいという事を頭に入れておいた方がいい。
SUPは流されやすい
SUPフィッシングは、ボードの上という限られたスペースに、クーラーボックスやロッドなどの荷物を積み海へ出る。
インフレータブルSUPは水面に出ているボードの暑さもそれなりにある。風受ける部分が多いため、より流されやすくなるのだ。
シーアンカーを使う
ボードが流されるのは、SUPフィッシングをやるうえではどうしようもない。できるだけ流されるのを抑える事はできる。その方法は、シーアンカーを使うという事だ。
使い方はとても簡単。ルアーを投げたいポイントに着いたら、シーアンカーを海に投入するだけ。それだけで流されるのを少しだけ遅らせる事ができる。何よりも、このシーアンカー、使う事によってボードの向きを安定させる事ができるので、キャスティングが楽になるという利点もある。
SUPフィッシングは自由きままにできる!…はずだった
SUPフィッシング初心者の私、ボードを買って海に出てしまえば、「どこにいくのも自由!広大な海が待っている!」と思っていた。しかしそこには最低限のルールが当然ながら存在するのだ。
SUPフィッシングのローカルルール
ローカルルールとは、そのポイントごとに自然と馴染んでいるルールの事。
- このエリアは資源保護のためエギング禁止
- ここはSUPフィッシング禁止
などの、ポイントごとでローカルルールがあるので特に初心者のうちは気を付けたい。では、どうやって初心者がローカルルールを知るのか?それは、先行者に声をかけるのが1番手っ取り早く確実だ。私の場合、駐車場に着くと、まずは挨拶をして話かける。ここはSUPフィッシングしていいか?など率直に聞く。
そうする事で自然と仲良くもなれるので一石二鳥だ。思い切って声をどんどんかけて行こう。
SUPフィッシングは手軽にできる!…はずだった
SUPフィッシング初心者の私は、装備とかほとんどいらず、気軽に海に出れば釣りができるんだろうなと思っていた。しかし、調べると出るわ出るわ必要な装備が。実際にSUPで海に出るとそれぞれの装備が必要なのがよく分かった。
初心者でもSUPフィッシングはできる
少なからず危険で怖いイメージのあるSUPフィッシングだが、装備と心構えをしっかりしていると、堤防からは体験する事のできない、とにかく楽しい釣りができる事は間違いない。
SUPフィッシング初心者が初めてでも不安にならないために
最初は誰だって初心者だ。最初は誰だって怖い。恥ずかしがる事は何もない。初心者がSUPフィッシングで不安にならないためにはどうすればいいのだろうか?
とにかく周りに挨拶をする
SUPフィッシングを始めたら、とにかく仲間を作ろう。
ポイントに通いつめて仲間を作っていけば、ポイントごとのローカルルールを聞く事もできるし。SUPの乗り方や、おすすめのポイントも教えてくれる。なによりも、一緒に海上フィッシングをする事もできる。
SUPフィッシング、カヤックフィッシングはまだまだ人口は少ないマイナーなスポーツだ。声をかけるとまず仲良くなれるのは間違いない。まずは仲間を見つけよう。きっと相手も喜んでくれる。
SUPの体験をしてみる
私自身サーフィンを10年以上やっていたので、海上でのバランス感覚は少しだけ自信があったが、お試しで買ったばかりのSUPで海に出た初日に1回だけ落水した。
SUPフィッシングをしていると、SUPの体験をしている方たちが結構いる事に驚く。平日でも何組か体験SUPをやっているのだ。
もしあなたがSUPフィッシングをできるかどうか、道具を揃える前に試したい場合、先にSUPの体験をしてみるのもいい。SUPの専門ショップがやっている体験
は、比較的安い価格でする事ができる。3時間ほど自由に乗れて、ちゃんと指導もしてくれる。SUP初心者でも、サーフィン未経験でも、SUPの体験ではものの数分で立ってパドルを漕げるようになっているはずだ。
SUPを買う前に、本当に自分に合った釣りなのか試すことができるのがSUP体験。SUPを買うのに迷っているならぜひ一度体験してみてほしい。
SUPフィッシングは最高!
私自身、まだまだSUPフィッシング初心者だが、道具も色々買ったり、DIYしたりして、自分が想像してた理想に近づいていけている。
SUPフィッシングを何も知らない初心者だからこそおもいつく事、気になる事もある。SUPフィッシング初心者だからといって一切手を出さないのではなく、SUPの体験をしてみたり、インスタなどSNSで楽しんでる写真などを見てみてワクワクしてみてほしい。きっとそのあとは最高のSUPフィッシングライフが待っているはずだ。