ミニマムキャンプの真骨頂!小さすぎコーヒーアイテム“ワイヤスキッター”がすごすぎた!
ワイヤスキッター???何それ?
ほんっとに小さいコーヒーアイテムなんだ!荷物をできるだけ少なくしたいミニマムキャンプのコーヒーアイテムには最高の相棒だよ!
キャンプって、できるだけ持っていくものはコンパクトにしたいですよね?折りたためたり、できるだけ小さい物をチョイスしたり、キャンプ道具選びは意外と大変です。
コーヒーを淹れるための道具もそのひとつ。
できるだけコンパクトにしたいけど、ある程度こだわりのある道具を使ってみたい。お湯を注ぐ時のケトルは特にかさばります。私は今までスノーピークのフィールドドリッパーとDAISOのコーヒーミルを使っていました。サイズ感も結構コンパクトで、「この組み合わせ最高!」と思っていたのですが、超コンパクトなコーヒーアイテムが現れたんです。
それが…
“ワイヤスキッター 450”
ワイヤスキッターは何する道具?
ワイヤスキッターとは、キャンプで使うマグカップをケトルに変身させてしまう道具です。
どういう事?ただのワイヤーなのに?
そう!たったこれだけなのに、このワイヤーの絶妙な作りが、マグカップをケトル代わりしてしまうんだ!
キャンプでコーヒーを飲む時、お湯はどんな道具で沸かしますか?
私は、スノーピークのフィールドバリスタというケトルでお湯を沸かしていました。フィールドバリスタは、チョロチョロゆっくりとお湯を注ぐ事ができるので、キャンプでコーヒーを作るのにはとっても優秀なアイテムでした。唯一の欠点が、それなりに大きさがあるので、どうしてもかさばるんですよね…。
「何かもう少し小さいケトルないかな?」と探していた時に、見つけたのがワイヤスキッター450だったんです。
このワイヤスキッター450は、スノーピークの450mlサイズのシングルチタンマグに取り付けると、コーヒー専用のケトルのように、お湯をゆーーーっくりと注ぐ事ができる、超コンパクトなのに超使えるミニマムキャンプにとっても便利なアイテムなんです◎
ワイヤスキッター450の使い方
ワイヤスキッターは、使い方に慣れてしまえばとても簡単に使えるコーヒーアイテムです。というのも、お湯を1本の線のように綺麗に注ぐには、絶妙な感覚と慣れが最初は必要です。難しい感じもしますが、慣れてしまえば簡単ですので安心してください😌
ワイヤスキッターを取り付ける
メインで使う指は、
- 親指
- 人差し指
- 中指
の3本の指です。
では、ワイヤスキッターの注ぎ口を上にして、A、B、Cとふって説明していきます。
①最初に真ん中方向へクセをつける
AとBを持って真ん中に潰します。広がりすぎてしまわないように、取り付ける前には真ん中方向へクセを付けてあげます。
②ワイヤスキッターの左側Aを少しはめる
ワイヤスキッターの左側部分①をマグに少しだけはめます。全部はめてしまうと、最後のC点をはめる時に強い力が必要になってしまいます。
③親指と中指でAをつまんで固定しながらBを少しはめる
左側Aを親指と中指で固定しながら、真ん中のBを少しだけはめます。人差し指は、真ん中のBが外れてしまわないように、上からそっと押さえておきます。
④AとBを押さえながらCを広げてはめる
左側Aと真ん中Bを指で押さえながら、右手でグッとCを外側に広げてはめこみます。形が変形してしまいそうで少し恐いですが大丈夫です。このワイヤスキッター、頑丈に作られているので、ちょっとやそっとじゃ変形しません。
コツは、「ビビらず広げる」です。
①と②の段階でワイヤスキッターを完全にマグカップにはめていないので、遊びがある分広げる力もそこまで必要ありません。
⑤A、B、Cの3点を下に押し付ける
3点がマグに固定されたら、下側に押し付けて固定します。
これで、ワイヤスキッターの取り付けが完了しました。
お湯を沸かす
お湯を沸かして熱くなった状態のマグにワイヤスキッターを取り付けするのはとても大変です。耐熱グローブをつければできない事はないですが、指の感覚が損なわれるのと、耐熱グローブのホコリがせっかく沸かしたお湯の中に入ってしまう事があるので、ワイヤスキッターを取り付けた状態でお湯を沸かしてしまって大丈夫です。
マグに入れるお湯の量は、8分目までが適量です。
ゆっくりとそっと注ぐ
これがワイヤスキッター450の真骨頂!たかがワイヤーが、超コンパクトなコーヒーギアに大変身です。
最初は神経使ってそっと注ぐ
最初はとにかくゆっくりと注ぎます。慣れてくると、このお湯の量だとこれくらいの角度!という感じでちょうどいい具合がだんだんと分かってきますよ。
お湯の流れをつくる
お湯をそっと注いでいるとすぐに、ワイヤスキッターの真ん中からお湯が綺麗に流れるお湯の流れができます。この流れができると、コーヒー豆に注ぐ時の「の」の字を書くようにお湯を注ぐ事ができます。
ワイヤスキッター450は、急な角度でマグを傾けない限り、いきなりドバっとお湯が出る事はありません。
最初はそっと。とにかくそっとお湯を注ぎましょう。
ワイヤスキッターの外し方
ワイヤスキッターの外し方は簡単です。ひとつひとつ順番でやっていた取り付け方とは違い、いっきに外します。マグの口を上から固定して、ワイヤスキッターの根元を一気に外しましょう。
とっても簡単ですね。
ワイヤスキッター450の外観
超コンパクトなワイヤスキッター。実際の大きさを見てみましょう。
大きさは完全に手のひら以下のサイズ。もちろん、チタンマグにもそのまま入ります。フィールドバリスタと比べるとこんな感じです。
当たり前ですが、全然大きさが違います。ミニマムキャンプのコーヒーの常識を覆すワイヤスキッター450。超おすすめです。
ワイヤスキッターの開発者
こんな便利な道具、誰が考えたの?
SorairoPicturesさんというソロキャンプ専門で作ってたり、動画制作などをしているメーカーさんなんだよ😌
SorairoPicturesとは、桂木 信一さんが代表を務める企業。モノづくりを応援購入という形でクラウドファウンディング募集するサイトMakuakeでは、多くの支援者の方が応援購入し、ワイヤスキッター450が実際に開発から完成されていくまでの過程を見る事ができます。
実はスノーピークのマグ専用でもない
もともとは、スノーピークのシングルチタンマグ450mlサイズ専用として作られていましたが、意外と色んなものに取り付けできます。
これから紹介するInstagramの写真は、一部、開発者であるSorairoPicturesの代表 桂木 信一のインスタの投稿をお借りしています。ワイヤスキッター450が、スノーピークシングルチタンマグ450専用というのが間違いなんじゃないかという位の応用技を使っています。
スノーピーク シングルチタンマグ600
ワイヤスキッターは、スノーピークのシングルチタンマグ450専用で作られていますが、
こちらのインスタは600mlのチタンマグに取り付けしています。
シングルチタンマグ600でも大丈夫なようです。
スノーピークダブルチタンマグ
少しセッティングがキツめになりますが、ダブルウォールチタンマグ450にも取り付けられました。450mlサイズのマグは、350ml缶のビールを注ぐと泡までピッタリと入れられるので、一番愛用しているマグです。しかし、ダブルウォールのマグは加熱するのは大変危険なので、このマグにワイヤスキッターを取り付けてお湯を沸かすのはやめましょう。
たくさんのコーヒーを淹れる時、「熱々のお湯を保温性の高いダブルウォールに移して淹れる」時が、使い道かもしれません。
クッカー
ワイヤスキッター450は、スノーピークのシングルチタンマグ450用に作られたスキッターです。もちろん、クッカーにも付けられます。お湯も一直線で注げるので、相性もかなり良いです。
開発者のSorairoPicturesさんも、やっています。
シェラカップ
シングルマグの次に相性がいいのがシェラカップです。お湯の量もちょうど良く、角度も絶妙。とても注ぎやすいです。シングルマグがなければシェラカップで充分すぎるくらい!
メスティン
まさかとは思いましたが、できました。ワイヤスキッター450は、もちろんメスティンにも装備可能です。しかし、メスティンは他の道具に比べて厚みが薄いため、一番注ぐのが難しいです。
できなくはないけど、注ぐなら他の道具が良さそうです。もちろん、開発者のSorairoPicturesさんも挑戦していました。
紙コップ
なんと、ついに開発者さん、紙コップまで!確かに、いけなくはないですよね。もうなんでもありです。ワイヤスキッター、ある程度厚みがあってフチに丸みがあれば、案外なんでもいけちゃいます😂
ワイヤスキッターのデメリット
こんなにコンパクトでミニマムキャンプに最適なスキッターですが、もちろんデメリットもあります。それが、
傷です。
それなりの力でマグに固定されるので、繰り返し使っていると、マグに傷が付いていきます。私は、これも使用感という形で愛着が沸いていくものだと思っていますが、マグに傷が付くのが気になってしまう場合は、ワイヤスキッターの使用はおすすめしません。
マグの内側にも傷はつきます。
“傷は味”として使い込んでいけなければワイヤスキッターを使うのはやめておきましょう。
ワイヤスキッターは自作できるのか?
ワイヤスキッターは自作できます。私はここまで細かい作業はできないので、公式販売店から購入しましたが、実際のところ、メルカリなどで少々出来が荒めのワイヤスキッターも販売されています。(たまに出来も見た目も全く同じ物も売られています😱)
開発者のSorairoPicturesさん、実は作り方をYouTubeでUPしています。なんとも太っ腹です。
通常のケトルとの使い分け
私はあまり大人数でキャンプに行かないので、ワイヤースキッターしか使わなくなりました。1〜2人のキャンプでは、ワイヤスキッター450で充分です。
ただ、3人以上となってくると、スノーピークのマグカップだけでコーヒー用のお湯を沸かすには、少し量が足りません。こういう時は、断然ケトルが使いやすいです。たくさんのお湯を一気に沸かせてそのまま注げるんですから。
- ソロ、デュオキャンプ ⇨ ワイヤスキッター450
- 3人以上でキャンプ ⇨ ケトル
- 大人数で行ってもコーヒー飲む人が少ない ⇨ ワイヤスキッター450
といった使い分けがいいですね。特に、スノーピークのケトル、フィールドバリスタはたくさんお湯を沸かせて少しずつお湯を注げる名作ですので、ぜひひとつは持っておきたいアイテムです。
あなたのミニマムキャンプのコーヒーギア1軍に!
とてもコンパクトなのにめちゃくちゃ使えるワイヤスキッター450。
スノーピークのシングルチタンマグ450専用として作られた名品ですが、あなたがすでに持っている他のキャンプギアにももちろん取り付け可能です。
キャンプギアに色んな意味で爪痕を残してくれるワイヤスキッター450。
ワイヤスキッター450、ミニマムキャンプや、ソロキャンプには最高のお供になる事間違いなしですよ😌ぜひ、お試しください。
このミニマムギアの記事が、あなたのキャンプライフに少しだけでも役に立てていたら嬉しいです。それでは、キャンプ道具を探している方、これからキャンプに行かれる方、今日も安全で楽しいキャンプを!
いってらっしゃい!