EXSENCE DC 17の飛距離を実際にナス型オモリをかっ飛ばして検証してきました。
ベイトリールはスピニングリールに飛距離は勝てないのか?前回、ベイトリールを使って飛距離を出している猛者達を紹介しました。軽いルアーでも約50m、重いルアーで120m等、ベイトリールでも飛距離を出せる事が証明されました。
[kanren postid=”3464″]
そうです!ベイトタックルでも飛距離重視の勝負ができるんです!
と、いうわけで!
今回、その猛者達のキャスティング方法を研究し、今回は実際にEXSENCE DC 17はどれくらいの飛距離が出せるのか?実際に海で試してきました。
EXSENCE DC 17での飛距離チャレンジ!
私がメインで狙っている対象魚はシーバスです。基本的に、ボートは乗らず、陸っぱりの漁港などからシーバスフィシングを楽しんでいます。
朝まずめや夕まずめ、魚がボイルしている事ありますよね?しかしそのボイルの場所が遠くて届かない!という事は陸っぱりで釣りをしていると結構ある事です。
ベイトタックルを使っていると飛距離で不利と言われる中、そのボイルまでルアーを届けたい!
実際どれくらい飛ばせるのか、キャスティング練習をしてきました。
使うオモリはこの3種類
号数のグラム換算
これらのナス型オモリを使って実際に投げてみます。
補足
今回は、エクスセンスDCのハンドル回転数で飛距離を測定します。エクスセンス DCはハンドル一回転の糸巻き量が役91cmなので、ハンドル回転数×90cmで計算します。空気抵抗の少ないナス型オモリですので、同じ重さのプラグを投げると飛距離は変わってくるのでご理解下さい!
4号 15gの飛距離
いざキャスティング!!
軽いオモリのためブレーキ設定はPモードのブレーキマックス。
糸ふけを取ってから・・・・・・・・・ハンドル回転数は30回。
30回転×90cm=約27m
5号 18.75gの飛距離
いざキャスティング!!
ブレーキを少し緩め、ブレーキ設定はPモードのブレーキ5。
糸ふけを取ってから・・・・・・・・・ハンドル回転数は40回。
40回転×90cm=約36m
軽めのオモリだとバックラッシュが気になってなかなかフルキャストできません。ここから一気にオモリを重くします。
8号 30gの飛距離
いざキャスティング!!
ブレーキ設定はPモードのブレーキ5。
ここまでの重さになると一気に飛距離が伸びます。
糸ふけを取ってから・・・・・・・・・ハンドル回転数は60回。
60回転×90cm=約54m
ブレーキがまだ施されている状態でこの飛距離。なかなかいい感じ。
ブレーキをさらに弱め投げてみます。
ブレーキ設定はPモードのままブレーキ3。
糸ふけを取ってから・・・・・・・・・ハンドル回転数は75回。
65回転×90cm=約58.5m
ふむふむ。飛距離伸びる割にバックラッシュも起きません。ここは思い切ってブレーキ1にしてみよう!
いざキャスティング!!
ブレーキ設定はPモードのブレーキ1。
あいやーーーーーー!!今までの感覚とは全然違う飛距離と伸びが発生しました。
では・・・、
糸ふけを取ってから・・・・・・・・・ハンドル回転数は
・・・・・・・80回。
80回転×90cm=約72m
私の中ではなかなかの飛距離です。ここまで飛ぶと、キャスティングするのが気持ちいい・・・。
この日は少し追い風だったので・・・。
この日はほぼ風もなく穏やかな海、少し追い風が吹いているかな?という日だったので、バックラッシュするのでは?という疑念がありなかなか使えていなかった伝家の宝刀「XPモード」を使ってみました。
XPモードって何?
諸刃の刃みたいなモードです。N、F、P、XPとある4種類のモードのうち、風を味方につけられるフォローの日、つまり追い風の日にしか使う事が許されないモードです。ブレーキが弱い分飛距離は出せるがバックラッシュと隣り合わせのため、辺見哲也さんも「エキスパートモード」だと言っており、ベイト初心者にはおすすめできない伝家の宝刀モード。
XPモードを使います。
少しビビり気味にXPモードで数投練習して慣れてきた頃に、ブレーキ2で投げてみます。
バックラッシュしないぞと体に言い聞かせ、バビューーーーン!!!
DC音が気持ちいい!!
・・・・
・・・・
・・・・一体どれくらい飛んだのか?
糸ふけを取ってから・・・・・・・・・ハンドル回転数は90回。
90回転×90cm=約81m
なかなか飛んでいると思う。しかし、私が目指しているのはまずは100mの飛距離。まだまだ終わる事はできません・・・。
XPモードブレーキ1
ほぼノーブレーキ状態。キャスティングスキルだけが頼りです・・・。
ここまで来ればもう怖いものはない!!思いっきり投げて100mを出してやる!!
そんな思いで思いっきりフルキャスト!!
・・・
・・・
・・・
バフッ!!
ロッドがしなりルアーを飛ばしていく良い音が聞こえます。ピーーーーーーン。DC音が気持ちいい。ブチッ!!!!!!
ふぁっっっっっっ!!!!!
再起不能でした。とても盛大なバックラッシュが発生してしまい、高切れと同時にオモリとPEライン20mほどが消えてしまいました。XPモードを使いこなせるようになるにはまだまだキャストスキルを上げなければいけないようです。
測定結果
- 15g→27m
- 18.75g→36m
- 30g→72m(XPモードでは81m)
まだまだ飛距離は少ないものの、飛ばないと言われるベイトリールではなかなか飛ばせている方ではないでしょうか。事実、釣り場でこの飛距離を出していると、周りのアングラーから、「結構飛んでますね」と声をかけられます。でもこれでは満足しませんよ!
EXSENCE DCで飛距離100mオーバーを出すには
- キャスティング精度を高める!
- リールメンテナンスを怠らない!
ベイトリールで飛距離を出すには、キャスト練習あるのみです。私みたいに、バックラッシュに怖がっていれば、出せるはずの飛距離も出せません。リールメンテナンスにしても、グリスアップしてあげるだけでリールの調子は格段に良くなります。
やっぱりベイトリールって、使ってて楽しいんですよね。このDC音も聞いていて気持ち良いですし。100mオーバーの飛距離を出すまで、まだまだ鍛錬あるのみです!
リールのベアリングを変えてあげるだけでも飛距離は変わります。