【写真あり】EXSENCE DCの飛距離が出ない?分解してみたら大変な事に…。
最初にこの動画を見て下さい。
どうでしょうか?
やたらと重いハンドル、シャリシャリ音。なんだこれは?という感じではないだろうか?
しばらくキャストしてると馴染んで動きがなめらかになるものだから、私はしばらくこのまま使っていました。
私の相棒EXSENCE DC。やっぱりかっこいいベイトリール。釣り場使っていると必ず声をかけられ、簡単に仲間との架け橋になってくれるEXSENCE DC。使い初めてはや1年。
動画のような重みとシャリシャリ音、最近は飛距離も思う様に伸びず、これはいよいよやばいと思い、EXSENCE DCを少し分解する決意をします。
結果がこれです。
ベアリングが錆まくっていました。
これじゃあ変な音するわ飛距離落ちるわ、当然の結果です。こんな状態になるまで気付いてやれなかったなんて・・・。なんてひどい事をしてしまったんだ・・・。
こんなんじゃ「ベイトリール大好き!」なんてもう言えない!
私は思い切ってEXSENCE DCを分解してベアリングを洗浄する事にしました。
EXSENCE DCを分解してメンテナンスする
分解といっても、そんなに大変な作業ではありません。1ヶ月に1回はやっておきたいベイトリールのメンテナンスです。1ヶ月に1回はやっておけば、私のような事にはまずならないと思います・・・。
分解に必要な道具
- ベアリングリムーバー
- ドライバーセット
- パーツクリーナー(BC-8じゃなくてもOK)
- ピンセット
- グリスセット
- 綿棒
- キッチンペーパー
- 敷物
- 水(綿棒などに水をつけて汚れをとります)
- 小物入れ(パーツクリーナーを入れます)
小さいパーツがあるので、作業する時には、何か敷いてやった方がパーツを無くしにくいです。キッチンペーパーでもOKですよ。
1、DCユニットをとめているネジをはずす
ネジ3つで止まっているので、ドライバーで外します。なめてしまわないように気をつけましょう。
DCユニットは簡単に手で取れます。
2、スプールをはずす
DCユニットを取ったらスプールも引っ張って取りましょう。
3、真ん中にあるメカニカルブレーキをはずす
メカニカルブレーキを手で回して取りましょう。
4、固定ピンをはずす
[aside type=”warning”]注意
- ピンは飛んでいきやすいので、メカニカルブレーキをはずした穴を指で抑えながらピンを取りましょう。
- 五角形のピンです。一気に取ろうとせず、一辺ずつはずしていきましょう。
[/aside]
メカニカルブレーキをはずすと、中にベアリングと、ピンのような物が見えるはずです。そのピンを取ります。
5、スプールのベアリングをはずす
今回錆まくっていたのはこのベアリングです。
どうですか?どうもこうも、ヒドイですよね。ベアリング全く回ってないですよね。これじゃあ飛距離出ないはずですね。変な音するはずですね。ハンドル重いはずですね。
難しくありません!手順に沿っていけば簡単にできますのでEXSENCE DCを使っているなら月1でやりたいメンテナンスなのでぜひ挑戦してみて下さい。
スプールのベアリングをはずすにはベアリングリムーバーが必ず必要です。いつでもメンテナンスできるように一個は持っておきましょう。
でははずしていきましょう!
6、スプールのベアリングをはずす
[aside]補足
私の場合ここがかなり塩で固着して簡単に取れませんでした。メンテナンスを定期的にしていればここまで固着してしまう事はないと思います。今回は、ゆっくり丁寧な優しい力技でこじあけました。
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ベアリングを取ったら・・・
7、ベアリングを洗浄する
小物入れにパーツクリーナーを溜めましょう。(優しく吹き付けないと溜まりません。吹き飛んでいきます)
溜まったらそこにベアリングを入れて、ピンセットなどでまんべんなく洗いましょう。(ピンセットを閉じた状態でベアリングの穴に入れて、ピンセットを開くと固定されます)
ベアリングを拭いてみるとここまで錆が取れます。
パーツクリーナーもここまで汚れています・・・。
錆がすごいですね。メンテナンスを怠るとここまでなってしまいます。
洗浄が終わったら乾かしましょう。15分くらい置いておけば乾きます。
ベアリングを洗浄する専用キットもあるのでこっちの方がより綺麗に洗浄する事ができます。
7、ベアリングにオイルを注油する
ベアリングをしっかり洗浄し終わったらオイルを注油します。
キャップの青い方がベアリングオイルです。
[aside type=”warning”]注意
オイルは直接注油しないのが鉄則です。キッチンペーパーなどに一度吹きかけ、ノズルに滴っているオイルを1〜2滴注油しましょう。
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オイルを注油したベアリングの動画がこちらですΣ(゚д゚lll)
全然違いますね。これが本来のベアリングです!今回のような錆錆のガタガタはありえませんので、ここまでならないようにぜひ月1メンテナンスを行って下さい!
8、DCユニットのベアリングを戻す
9、スプールのベアリングを戻す
ベアリングをはめるのは十字レンチの太い方しか使いません。ベアリングはめてからピンをはめるだけなので簡単な作業です。
組み立ててグリスを塗ったら完成!
あとはスプールとDCユニットを戻して完成です!
組み立て終わったら最後にレベルワインダーにグリスを塗りましょう。
[aside type=”warning”]注意
グリスも直接吹いてはいけません。キッチンペーパーに吹きかけたら、のり状になるので、綿棒でからめ取ってから塗りましょう。
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メンテナンス後のEXSENCE DC
ハンドルがとても軽くなり、止まるまでの余韻も変わりました。
私は釣行後、すぐにリールもロッドも水洗いし、メンテナンスをしっかりしていました。しかしそれは、メンテナンスをした気でいたのかもしれません。今回の様にここまでベアリングが錆びてしまっていたら交換しなければなりません。
釣りをする以上、塩害は避けられません。どれくらいの頻度でメンテナンスするか?あなたはぜひ油断はせず、月1回〜2回は分解洗浄メンテナンスをしてほしいと思います。そうすれば、私のようにシャリシャリ状態でルアーを投げるという事はないはずです(*´꒳`*)
この記事がEXSENCE DCのメンテナンスで悩んでいるあなたに少しでも参考になれば嬉しいです!