湾内で起きていた大鳥山。大量のコノシロとカタクチが入り混じる秋の東京湾奥

10月も後半となるのに、木々の葉っぱはまだ色付かず、どことなく今年も急に冬が来てしまうのかなと不安になる2024年秋。
連日東京湾奥に通って入るものの、狙いの魚たちには出会う事ができていません。
この日は、なんとか型の良いコンディショングッドなシーバスに出会う事ができました。
2024年 実はすでに検見川浜突堤で青物は釣れている
私が釣れていないだけで、検見川浜の突堤からはすでに、青物が釣れています。最初に私が聞いた検見川浜突堤の青物の釣果は
10月1日の90cmのサワラ
青潮が発生しては抜けを繰り返していた時期、釣り仲間からの連絡があり、立派なサワラが釣れていました。
2023年の東京湾奥は、パッとしない釣果が続いていたのですが、2024年は早々に青物が釣れ出していて、とても期待ができそうな年となっています。しかも、東京湾奥の釣果の目安としている市原海釣り公園の釣果情報でも、釣れてない日がない位、サワラ、ワラサが連日連れています。
2024年10月28日 釣果 かなり引いた良型のシーバス
この日釣れたのは、70cmはギリギリないサイズのシーバス。ベイトをたくさん食べていそうな、体高がしっかりあるコンディショングッドなシーバスでした。
しかも、青物が食ってきた!と思わせるほどのすごい引き!
この日は青物は釣れなかったものの、鳥山がずっと発生していたりと、かなりエキサイティングな一日でした。
夕まずめ狙いで午後から出艇するとすぐ鳥山発生
風は夕方になるにつれて弱くなっていく予報。昼すぎになってから風速は大体4mから3mヘと落ち着いて行きました。
この日海に出した時間帯は午後の14時。夕まずめ狙いの短時間勝負です。
海に出そうとSUPを海へ持っていくと、すでにすぐそこで鳥山が発生していました。普段はあまり狙わないポイントなのですが、鳥山があそこまで発生しているなら行くしかない!
急いで鳥山へ向かいます。
鳥山の下にはコノシロの超大群
鳥山の発生地へ到着し、早速すぐにルアーを投げます。投げるルアーは、東京湾奥で絶対的信頼度のジョルティ22 キャンディカラー。サワラもワラサも太刀魚も、トップでもボトムでも何でも喰わせる東京湾奥必須のパイロットルアーです。
ジョルティを投げると、早速何かの反応があります。
ゴツゴツ、ゴツゴツ…。
この反応は………
コノシロです。
鳥山の下には超大量のコノシロが泳いでいました。
難易度が高いコノシロパターン
コノシロパターンって、難易度高いと思っています。しかも、見る限りボイルは発生していません。水中で何かに追われているか、コノシロが何かを追っているのか?
鳥たちはひたすら水面と飛び回り、聞こえるのは興奮している鳴き声。
色々なルアーを投げるのですが、フィッシュイーターの反応がありません。大きめのルアーはセットアッパー位しか持ってきていなく、ボイルも発生していなかったので、この鳥山は諦めて、少し沖に行ってみる事に。
沖に向かう途中で先に見えた別の鳥山とカタクチの群れ
沖に向かっている途中、結構遠めの沖の方で、別の鳥山が発生していました。先程、あの大鳥山で何も釣る事ができなかったので、またコノシロパターンかもしれないと言う思いがよぎり、全力で向かう事を躊躇していたのですが、とりあえずゆっくりと向かってみる事に…。
すると、魚探deeperに反応が出ます。
水面にもベイトの泳ぐ波紋が見えていて、先程のコノシロとは違うベイトのよう。よく見ると、カタクチイワシが泳いでいるのが見えました。
これは何かフィッシュイーターが付くかもしれない!
と思い、狙っていきました。
カタクチイワシに着いた良型シーバス
カタクチイワシの群れが辺り一面にいます。追われている雰囲気はないものの、このカタクチの群れにフィッシュイーターが付いたら、何か起きるに違いない!そう思いながら広範囲を攻めていきます。
たまにチラッと跳ねる姿が小さめのサイズだったので、ジグのメタルアディクトの切り替えました。少しジャークして、ヒラヒラと沈めて、緩やかにジャーク。
少し遠めにキャストして、着底をさせると……
ゴンッ!!
キャスト直後のフォールで何かが食ってきました
ジーーー、ジーーーー、ジーーーー。
ドラグがめちゃくちゃ出されれます。しかもエラ洗いしない。
ついに青物が来たか?この引きはワラサか!?
シーバスならエラ洗いするはずなのですが、今かかっているめちゃ引く魚はエラ洗いをしない!でも、下に突っ込むのではなく水面近くに上がろうとしていく感じの引きの感覚はありました。
見えた姿は良型のシーバス。姿が見えてからも引く引く…。
久々に興奮できるファイトができました。70cmはなさそうなものの、体高がすごく、筋肉質なシーバスで。この子はお持ち帰りしてお刺身で頂きます!
鳥山の場所とベイトの種類の手書き分布図
東京湾奥の魚たちは、秋の時期、カタクチイワシはもちろん喰っているのですが、コノシロも喰います。私はコノシロパターンが苦手なので、あまり追いませんが、ボイルなどが発生している時は、群れの外側にルアーを投げて青物をかける人もいます。
この日は、コノシロパターンを諦め、途中で運よくカタクチイワシの群れに遭遇できました。
この日の、鳥山は日没近くになってもずっと続いていました。しかし、水面のボイルが見えないといった状況。フィッシュイーターはいるものの、そこまで数は多くない印象です。
鳥山の場所とベイトの種類の分布はこんな感じ。

カタクチイワシは、前日の27日も同じ場所に大量に群れがいたので、検見川浜突堤の先端エリアはやっぱり良いかもしれませんね。
鳥山が追いかけていたものは?
28日に発生していた、Y字突堤と、日没周辺の湾内で起きていた鳥山は、完全にコノシロ付きです。大規模なボイルこそ発生していなかったのに、なぜあんなにずっと長い間鳥山が発生していたのか考えました。
もしかしたら、コノシロたちは、アミ系のプランクトンを食い漁っていたのかもしれません。
この日釣れたシーバス、血抜きをしてストリンガーで10分ほど海に付けていたら、カブトエビみたいな2ミリ位の生き物が10匹位付いていたんですよね。最初は模様かと思ったのですが、振り払うと簡単に取れたのと、泳いでいる様に見えたので、違ったんですよね。
コノシロたちはこのプランクトンを大群で捕食し、キラキラ光っていたコノシロを鳥たちはずっと追いかけていたんじゃないかと…。実際、湾内に戻ってからルアーを投げても何も釣れる事はなかったものの、コノシロのギラッギラッ泳ぐ姿は確認できていました。
何とも、100%そうとは言い切れないですが、フィッシュイーターが付いている事を信じて追いかけるのが釣り人の浪漫。まだまだ木々は色付かず、完全秋になった気がしませんが、東京湾奥の海はかなり盛り上がっています。
少しでも良い出会いができるように、これからも追いかけていきます!
カタクチイワシ付きのシーバスが喰ってきたルアー
コノシロパターンで魚を釣る事はできませんでしたが、この日釣れたのはカタクチイワシ付きだったシーバス。脂がすごく乗っていて、コンディションも最高のシーバスでした。
アピール力抜群!リトルジャック メタルアディクト01 30g
フォール姿勢がひらひらと落ちていくジグで、飛距離も出せてかなりアピール力が強いジグです。この日喰ってきたのも、キャストしてからフォール、着底までの間でした。
常にルアーボックスに入れているジグです!
飛ぶリール!シマノ 22エクスセンスDC
東京湾奥ではとても使いやすいリール。飛距離が出せるのはもちろんの事、ドラグも強すぎず弱すぎず。秋の東京湾奥では一番使ってるリールです!
カタクチ見つけた魚探!deeper chirp+2
SUPフィッシングに魚探を装備したら、楽しみが激増します。人間海の中を見る事はできないので、魚探の反応があるだけでめちゃくちゃ楽しい!釣れればなお楽しい!4年間愛用している魚探です。