SUPフィッシングはハードボードで!失敗しない初めてのボード探し。怖いのがバーストです
空気で膨らませるインフレータブルタイプとハードタイプ。SUPフィッシング始めるならどっちがいいかな?
メリットデメリットがそれぞれあるけど、SUPフィッシングを始めるなら、断然ハードボードタイプがおすすめだよ!
SUPフィッシングは、ハードボードタイプで始める事をおすすめします。移動手段や置き場所がない場合は、空気で膨らませるインフレータブルタイプを選ぶ必要が出てきますが、可能な限りハードボードタイプの購入を視野に入れてみて下さい。ハードの方が安全、早い、楽、です。
私は2019年の10月に初めてのSUPを買い、2021年の5月までで、最初の購入を含めて合計3回SUPボードを買いました。そのうちの1枚は、SUPフィッシングに向かなかったため、16万円も払って買った初めてのハードタイプのSUPボードだったのですが、たったの3ヶ月で手放してしまいました。
SUPフィッシングのボード選びってとても大切です。
SUPってだいたい、最初よりもっといいボードが欲しくなります。
私みたいにたったの3ヶ月でボードを手放してしまう事がないよう、SUPフィッシングで使うべき理想のSUPボードを紹介します。SUPボードはとても種類があるので、おすすめするのは絞りに絞って厳選した3つのSUPボード。
私が実際に乗ってメリットデメリットを感じたボードなので、ぜひ参考にしてみてください。
ハードとインフレのSUPを選択する基準
SUPフィッシングを始めたいけど、ハードタイプかインフレータブルタイプのどっちのボードにするか迷いますよね?
私は、断然ハードタイプのSUPボードをおすすめします。その理由は、性能面と安全面では圧倒的にハードタイプのボードの方が上だからです。
どっちのSUPボードか悩んだら、ぜひハードボードを選択しましょう。
では、ハードボードとインフレータブルを選ぶ基準はいったい何なのでしょうか?
それは、あなたが今、SUPの移動手段と保管場所があるかどうかで選んでみてください。
SUPの移動手段と保管場所がある場合
SUPフィッシング用のボードで、1番のおすすめのボードは、
STARBOARDのGENERTIONです。
SUPを運ぶ手段があり、SUPを置ける場所があるのなら、STARBOARDのGENERTIONが1番おすすめです。スピードはレースボード並で、細いわりには安定感も抜群、長さもあって直進性も高い。
SUPフィッシング中に違うエリアで鳥山やボイルを見つけたら、いち早くそこに到達する事ができるボードです。
長くて細いので、他のSUPボードとはスピードが段違いです。
- 長さ⇨12.8フィート(361cm)
- 幅⇨28インチ(71cm)
とても長いボードなので、ハイエースでもグランドキャビンのグレードでやっとすっぽり入るかどうか。基本的には、車にキャリアを積んで運ぶしかありません。
運ぶ手段がなければ、作ればOK。それほどこのGENERATIONはおすすめできるボードです。私が買った3枚目のボードがこのこのGENERATION。このボードを運ぶためにキャリアを買いました。部屋も格安の2DKの間取りのうち、2部屋をまたがって圧倒的な存在感でソファーの後ろに鎮座しております。
そう考えると、運ぶ手段と置き場所は、結構何とかなるものです。性能面、安全面ではダントツなのが、STARBOARDのGENERTIONです。
SUPの移動手段と保管場所がない場合
乗ってる車のキャリアの適合がなかったり、住んでる部屋が2階で運べず、長いボードが保管ができない場合ももちろんあるはず。その場合、インフレータブルタイプのSUPがおすすめです。
インフレータブルSUPも、しっかりした作りのモデルは結構高いです。しっかりした作りとは、1層構造ではなく、2層、3層になって頑丈になっていたり、空気の入る部屋が2〜3部屋あるタイプのモデルです。
頑丈な方が耐久性が高く、空気の入る部屋が多い方が、万が一パンクなどしても生存できる可能性が上がります。
耐久性と安全性を持ち揃えているインフレータブルSUPが
red paddle RIDE 10’8です。
red paddleというメーカーは、空気で膨らませるインフレータブルSUP専門のメーカー。インフレータブルSUPしか作っていません。red paddleのインフレータブルSUPはとても硬い作りで頑丈です。インフレータブルSUP特有のたわみもとても少ないのが特徴です。
それでも流石に15万超えは高いです。この値段でボードを買うなら、ハードタイプのボードも視野に入ってきますよね。
もう少し安くで買える硬いインフレータブルが
STARBOARD TOURING 12’6です。
スターボードのSUPも硬い作りなのでとても頑丈で耐久性があります。red paddleと比べると、長さもあるので推進力があります。
大体、次は良いのが欲しくなる
SUPでも何でもそうですが、最初安い物を買うと、大体次はもっといい物が欲しくなってしまうものです。お試し程度でやるだけなら格安のSUPボードでもいいと思います。SUPフィッシングは、とても魅力的で楽しいアクティビティです。やってしまったら間違いなくハマります。それに、お試しで3〜4万円のお金を払うのもなかなかもったいないですよね。
SUPボードを買う前に、自分にあったボードは自分で乗って探すのが1番失敗しない方法です。ぜひ、近くのSUPレンタル、スクールを探して体験に行ってみてください。
今まで想像でしかなかったSUP体験が、あなたの実体験になります。
ハードとインフレータブルの違い
ハードタイプSUPとインフレータブルSUPの違いはいったい何なのでしょうか?
大きさの違いはもちろんですが、それぞれメリットデメリットがあります。
インフレータブルSUPのメリット
インフレータブルSUPのメリットは何といっても、コンパクトに折りたためる事です。空気を入れて膨らませるので、専用のリュックに入れて運ぶ事もできれば、部屋の隅っこの保管する事ができます。ハードタイプと比べると場所を取りません。
フックなど鋭利な物を思いっきり突き刺さないと、なかなか穴も開かないので、川下りで岩に当たったり、コンクリートに当たっても、擦り傷程度で済みます。
インフレータブルSUPのデメリット
インフレータブルSUPは膨らませるのが結構大変です。慣れれば5分程度で膨らませるようになりますが、結構疲れます…。
作りにもよりますが、インフレータブルSUPはハードタイプと比べるとどうしてもたわんでしまうので、抵抗ができてしまいスピードはハードタイプより劣ります。
何より怖いのがバーストです。フックや魚のヒレなどが刺さって起きるパンクとは違い、SUPの中の空気の膨張に耐えられなくなりSUPが破裂してしまうのが、バーストです。バーストは特に夏場、暑い時期に突然訪れます。
朝涼しい時間帯に空気を入れて、お昼ごろまで釣りをしていると、気温もぐんぐん上がり、SUP内の空気も膨張。SUPが耐えられなくなりバースト…。
実際の動画がYouTubeにあります。動画を撮っているタイミングでバーストだなんて、とても怖い思いをされたと思います。
大人数で行って、助けてもらえる状況だからまだ良かったものの、1人で釣りに行っている時に同じ事がもし自分に起きてしまったら…。ゾッとします…。
インフレータブルの1番のデメリットはバーストです。
ハードタイプSUPのメリット
ハードタイプのSUPは、インフレータブルと比べるとたわむ事がないので、水の抵抗なくスィーーーっと進んでいきます。ボードも硬いので、方向転換の時やバランスを撮る時に体重移動をすると、ボードが傾いてすぐに反応してくれます。
中に空気は入っていないので、フックや魚のヒレでパンクさせてしまったり、夏場のバーストの危険もありません。安全面では、ハードタイプの方が断然上です。
ハードタイプSUPのデメリット
ハードタイプのSUPは折りたたむ事ができません。保管場所、移動手段、とにかく大変なのはハードタイプです。
車で運ぶための装備の調達、置くための部屋のスペース。色んな物を犠牲にする必要があります。車の屋根にキャリアに積んだとしても、60km近いスピードを出すと、風切り音も気になってしまいます。風切り音が、ボードが飛んでいってしまいそうな位不安な音なので、ハードボードを積んで長距離の運転はそれなりに神経削られます。
ギリギリ長さが車内に入るからと言って、助手席までいっぱいに置いて移動はおすすめしません。キャリアがなくて車に乗せて運んだ事がありますが、助手席側の視界がかなり遮られて危険な状態になってしましました。
ハードタイプは、ボードがたわまない分、波の影響がダイレクトにあなたの体に襲いかかってきます。波を越える時など、体重移動をうまくやらないと、海に投げ出されてしまいます。レスポンスが早いので、体全体でバランスを取る意識がインフレータブルSUPより必要になります。
SUPフィッシング用のボードで必要なスペックとは?
SUPフィッシングで使うボードを買う時に、気にするべき性能はどこなのでしょうか?
それは、
安定性と推進力です。
安定性はもちろんボードから落ちないため。
推進力は、スピードです。ボードの長さが長いほど、真っ直ぐ進みスピードがグングン出ます。ぐんぐん。
- 幅⇨28インチ以上
- 長さ⇨10’5フィート以上(理想は12フィート以上)
- 容積⇨200リットル以上
のボードが最低限おすすめのスペックです。これ以下のスペックになると、安定性も直進性も落ちるのでどちらかというと小回りが効くSUPサーフィン向きのボードになります。
”SUPフィッシングにおける危険”とは?推進力の重要性
SUPフィッシングをする上で、常に気を配らないといけないのが
風です。
SUPは少しの風でも簡単に流されます。岸から沖へ吹くオフショアの風は、海面がフラットなグッドコンディションになる代わりに、沖へとあっという間に流されていってしまいます。
一日を通して同じ風向きと風の強さという事はまずあり得ません。SUPにする上で、1番怖いのは風なんです。
海の上で釣りをしている時、天気予報では予想されていなかった強い風が突然吹き出したらあなたはどうしますか?すぐに釣りをやめて戻れる自信はありますか?私は自信ありません。しかも、目の前で鳥山やナブラが起きていたらなおさらです…。
しかし、そんな場面に遭遇したら、躊躇なく戻る必要があるのもSUPフィッシングです。
SUPは風に弱いです。長さが短いと、パドルごとに先端が左右に振られてなかなか前に進みません。だからこそ、強い推進力が必要なんです。推進力を出すには、長さが必要です。
SUPフィッシングでは、できるだけ長さのある12フィート以上のボードが理想です。
3ヶ月でボードを乗り換えてしまわないために
これは、格安インフレータブルSUPを買ってSUPフィッシングを始めて1年後に買ったハードタイプのSUP。
- 長さ⇨9’4フィート
- 幅⇨33インチ
- 容積⇨174リットル
のスターボードのワッパーというモデルでした。今考えれば「サイズ小さいな」と思います。SUPサーフィンもできて車内に積んで運びたい!と思っていたので、このオールラウンドタイプを選んだのですが、たまたま開かれていたボードの試乗会で乗ったボードのスピードと推進力に惚れ込んでしまい、まさかの3ヶ月でこのボードは手放してしまう事になりました。
その時の試乗会で乗ったボードが、STAR BOARDのGENERATIONだったんです。運ぶ手段と置く場所が確保できるのなら、このボードが最高におすすめです。幅のわりに安定性も抜群。スピードもレースボード並。サーフィンもできる。まさにスーパーオールラウンダーでした。
私のように、3ヶ月でSUPを手放してしまう事がないように、
ぜひ、試乗会に行ってみてください。
近くにあるお店に相談するのも手です。まずはSUPそのものを見て、触れてみる事をおすすめします。最近はSUPもジワジワ人気が出てきているので、SUPの体験会を開催しているお店も増えています。
価格も5000円前後で2時間くらい体験できるので、自分のSUP探しには決してもったいなくありません。
あなたが後悔しないSUPフィッシングボード選びの参考になれば嬉しいです。いつか海で出会える事があったなら、ぜひ一緒にSUPフィッシングを楽しみましょう😌
波、風、魚。
自然の音やドラグの音を重視したSUPフィッシングのチャンネルとなっています。
リンクの動画は、ジョルティで太刀魚やイナダ(ワカシ)が釣れている動画です。
ぜひご覧ください!