SUPフィッシングの始め方
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SUP釣り禁止は時間の問題。SUPを始める前に必ず知っておいて欲しい事

rrrunchan
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先日、船乗りの友人から連絡が来ました。

「千葉港でSUPフィッシングをしている人がいる…」

私は、何でそんな危険な所で…。という落胆の思いと、ついにやる人が出てきてしまったかという思いがありました。

SUPフィッシングは、手軽にボードなどの装備が整い、場所も取らない事から、近年めきめきと人気が出てきているアクティビティです。SUPボードの上でヨガをしたり、穏やかな海でのんびりクルージングしたり、普段する事ができない体験ができるので、大人から子供まで、たくさんの人が楽しめるスポーツです。

SUPに乗って釣りをするSUPフィッシングの魅力は、釣れる可能性が増えるのはもちろんなのですが、一番はやはり、ストレスからの解放です。夜中からの場所取りや、大混雑する釣り場のから解放されるので、近年SUPアングラーが増えつつあります。

私もSUPの魅力に取り憑かれた一人。今では釣りをする時は必ずSUPに乗って釣りをしているほどです。

ではどうして、こんなにも人気が出てきているスポーツ、SUPが禁止になる可能性があるのでしょうか?

それは、ルールとマナー、モラルを守らない人が増えているからなんです。

海で仕事をしている方の邪魔をするSUP

SUPフィッシングは、手軽にどこでも出せるという訳ではありません。新しいスポーツなので、ルールもまだあまり定められていないのが現状です。実際には、ルール自体が、SUPフィッシングをやる人のモラルに任されているのが現状です。

SUP、カヤックフィッシングは、漁業関係者、港湾関係者、レンタルボート関係者の方からすれば、ただの邪魔者でしかありません。

では、いったいどんな事例があるのか見てみましょう。

事例①港でSUP釣りをしている

港は船の出入りがあるので危険

今回、船乗りの友人から送られてきた事例です。

  • 場所:千葉港
  • 状況:単独釣行
  • 千葉港は大型タンカーも出入りする時がある

千葉港は、駐車場から砂浜も近く、手軽にSUPを出しやすいポイントです。実際、私も気になっていたポイントで、SUPフィッシングを始める前は、釣りをしにこのポイントに通っていました。

「SUPで普段届かないあのエリアにルアー通せたらどれだけ釣れるんだろうな?」

というほど魚種が豊富なポイントなのですが、SUPを出すのを諦めたポイントでもあります。

なぜならこの千葉港は、船の往来が多く、時には車を何台も積んで運んで来る超大型船が通る港だからです。SUPフィッシングをしていて、あの超大型船が通ったらひとたまりもありません。大きな引き波であっさり転覆してしまいます。

その他にも、この港はタンカーの動きを助けるための中型船や、海上保安庁も行き来しています。

今回の事例は、このような港でSUPフィッシングをしていた事例です。船の往来がある港で釣りをするのはとても危険です。船を操縦する方も、まさかこんな所でSUPをしているなんて思ってもいません。ただの迷惑行為になってしまう可能性があるので、港でSUPフィッシングをするのはやめましょう。

事例②人が多い所で釣りをする

他のスポーツを優先しよう

実際に私が遭遇した事例です。

  • 場所:稲毛海岸
  • 状況:単独釣行
  • ウインドサーファーがたくさんいるエリアで釣りしている

私がメインでSUPを出しているポイントは、ウインドサーフィン、SUPクルージングなど、SUPフィッシング以外のアクティビティが盛んなポイントです。

休日にもなると、駐車場は満車になり、たくさんの人が海へ繰り出します。そんな大混雑の海上でSUPフィッシングをしたらどうでしょうか?ラインは切られるわ、キャストできないわで釣りどころではありません。

つい先日、ウインドサーファーの方がたくさんいるエリアでアンカーを打ちキャストしながら釣りをしている方がいました。もちろん、行き来するウインドサーファーの合間を見てキャストしていたと思いますが、大物がかかったらそうも言ってられません。もしも魚との間を通られてしまったら、ウインドサーフィンのフィンにあっさりラインを切られてしまうでしょう。

相手から見た場合は、どこかにルアーが泳いでいるかもしれないというだけで、恐怖でしかありません。ルアーは凶器になります。

せっかくSUP、カヤックに乗っているのですから、人が少ない沖の方まで出して釣りをしましょう。

SUP釣りでのルール、マナー、そしてモラル

これからもSUPフィッシング、カヤックフィッシングを楽しむためには、ルール、マナー、モラルを守っていく事が大切です。

SUPを買ったから自由だ!どこでも釣りできる!

という考えは危険です。海に出たからと言って自由ではありません。

迷惑になる行為をしない

SUP、カヤックはどこでも釣りをしてもいい訳ではありません。陸っぱりからは届かないエリア、船では入れないエリアなど、行ける場所が無限に広がるのが魅力ですが、行けるようになった分、行けない方々の事を考えるのが大切です。

漁港でやらない

漁港は漁師の方が漁をするために船を出す場所です。漁船の往来はとても危険で、SUP、カヤックは邪魔でしかなく、事故の危険もあります。

遊漁船の近くでやらない

沖に出ると、遊漁船が釣りをしている事があります。船の近くは引き波もあり危険です。遊漁船の方にとっても、SUP、カヤックは邪魔です。お金をもらってお客さんを乗せて釣りポイントに来てもらっているのに、悠々とSUPがいたらただの迷惑でしかありません。近づかないようにしましょう。

堤防の近くでやらない

堤防の近くは、当然ながら陸っぱりから遠投してくるアングラーがいるので危険です。それに、遠投をするアングラーからすると、なぜわざわざそこにいる?という位、SUP、カヤックが射程圏内にいられると、邪魔でしかありません。ちょうど遠投で狙っていたポイントでバチャバチャやられたら、魚がいなくなってしまうと思われてしまいます。

できるだけ堤防から離れ、陸っぱりアングラーの射程圏内の邪魔にならないポイントで釣りをしましょう。

サーフィン、ウインドサーフィンのエリアでやらない

他のスポーツからすると、ルアーは凶器です。他のスポーツをやっているエリアに混じって釣りはやらないようにしましょう。この場合、エントリーする分はもちろん大丈夫です。しかし、エントリーの時も、邪魔にならないように、できるだけ大回りしてエントリーしましょう。

波が来るエリアは、サーファーの来るエリアです。できるだけ沖に行って、波が来ないエリアで釣りをしましょう。

どこでSUP釣りをすればいいの?

じゃあどこでSUPフィッシングすればいいの?できる場所ないじゃん!と思うかもしれませんが、ルール、マナーを守ればできる場所は無限なのがSUP、カヤックフィッシングの醍醐味です。

大切なのは、エリアごとにあるルールとマナーを知る事です。

サーフィンポイントを知る

サーファーがいるエリアで釣りをするのは厳禁ですが、サーフィンポイントからエントリーする事は可能です。

サーフィンポイントからエントリーを勧める理由は、

  • 漁船が少ない
  • 釣り人が少ない

というメリットがあります。サーフィンのポイントは、地域的に知られているポイントなので、あまり船もいない事が多いです。しかし、サーフィンのポイントは当たり前ですが、いい波が立つポイントです。

サーファーが胸おどる、肩〜頭、むしろ腹〜胸サイズの波が来ている時は、沖の波もうねっていて危険です。SUP、カヤックを出すのは諦めましょう。

サーフポイントは砂浜だけでなく、岩場からのエントリーポイントもありますが、そのようなポイントも座礁、転覆の可能性があり危険なのでできるだけ避けましょう。

ショップ店員さんと仲良くなる

ショップ店員さんは、私たちよりもSUP歴が長く、SUP、カヤックが出せるポイントをたくさん知っています。メジャーなポイントに行けばSUPをしている事が多いので、分からない事があれば質問して、少しづつ仲良くなってみてください。

最初は挨拶からだけでも大丈夫です。

もちろん仲良くなるのはショップ店員さんだけではありません。周りにもSUPやカヤックをやっている方がいるはずなので、思い切って挨拶したり声をかけてみてください。

情報交換する事もできますし、何かあった時に助けてくれるはずです。

体験会に行く

SUPやっている人と知り合うには、体験会に行くのが一番いいです。SUPに興味がある人たちが集まるのはもちろん、SUPの立ち方、漕ぎ方など、ショップ店員さんも教えてくれますし、その地域のSUPができるポイントを知る事ができます。

これからSUPを始めるなら、今あなたが住んでいる地域のSUP体験を検索して行ってみてください。きっと新しい仲間と景色に出会えるはずです。

>>> 自分の町のSUP体験を探す

SUPフィッシングを禁止にさせないために

SUPフィッシングはまだまだ発展途上で、これからもっと人気が出てくるアクティビティです。さらに人口が増えていけば、何かしらの規制が入る可能性はあります。

規制が入る一番の引き金は、事故です。

事故が起きる事によって、ポイントへのエントリーが禁止され、釣りが禁止され、全てが禁止になってしまうのが現状です。実際に、湘南のサーフィンポイントでは、散歩中の方が落石にあってしまい命を落とす事故が発生し、シークレットのリーフブレイクポイントがほぼ封鎖されてしまいました。

>>> 湘南、逗子のリーフはエントリー禁止か? | THE SURF NEWS

とても痛ましい事故ですが、自然を相手にするという事は、どんな事故でも起こる可能性があるという事を認識しておく必要があります。防げる事故は、万全に対策をして防ぎましょう。そうする事で、SUPフィッシングも周りに少しづつ認められていきます。邪魔者扱いされなくなります。

事故を起こさないために、ルール、マナー、モラルを守って楽しいSUPフィッシングをしていきましょう!

そして、いつまでもSUPフィッシングができる環境を守っていきましょう!

SUPフィッシングで輝く方達

インスタグラムより、SUPフィッシングの魅力を投稿で伝えてくれている方達です。とても笑顔が素敵で、キラキラしています。

安全な装備、安全な釣り方で、ぜひSUPフィッシングを楽しんでみてください!



ABOUT ME
じゅん
じゅん
東京湾のSUPマニア
東京湾でSUPフィッシングをしています。深夜からの大混雑な場所取りが苦手でSUPフィッシングを始めました。始めて3ヶ月目でまさかの78cmシーバスが釣れ、翌年秋にはワラサもたくさん釣れて、今ではどっぷりとSUPにハマっています。平政、ブリ、サワラ、鯛、太刀魚、カンパチ、シーバスを年中追いかけています!
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