SUPで危険を回避するために!失敗しないSUP用ライフジャケットの選び方。
ライフジャケットってたくさんあるけど、SUP用のはどんなのがいいんだろう?
たくさん種類があるから迷うよね。ちゃんと浮いて動きやすいライフジャケットを選んでみよう!
SUPは、思っている以上に全身を動かすスポーツです。腕だけでパドルを漕いで進むのではなく、脚、背中、腕、全ての筋肉を連動させて進んでいきます。実際にSUPをやってみると、必ず最初は全身が筋肉痛になります。常に細かくバランスも取っているので、ふくらはぎなどの小さな筋肉も筋肉痛になります。
SUPフィッシングで使うライフジャケットは、
- 動きやすい
- ちゃんと浮く
ものを選びましょう。
私が実際に使っていておすすめするライフジャケットは、撃投ボディプロテクターです。このライフジャケットが安全面、機能面でも最強だと思っています。
海上保安庁も強く推奨しているライフジャケット着用
ある程度沖に出てSUPフィッシングをしていると、ゆっくりと巡視船で近づいてきて、海上保安庁の方が見回りに来てくれる事があります。
ライフジャケットも着用されてますし、フラッグもあると思うので大丈夫かと思いますが、安全に釣りして下さいね😌
最初は怒られるのかな?と思ったのですが、海の安全を守るために、海上保安庁の方は海を見回ってくださっています。
私は最初、Amazonで空気で膨らませるタイプのインフレータブルSUPを購入し、海上保安庁と連携して安全の注意喚起をしているというメールが届きました。
じゅん 様~Amazonあんしんメール~Amazon.co.jpをご利用いただき、ありがとうございます。 本メールは過去一定期間以内にカヌー、ミニボート、SUP(スタンドアップパドルボード)を始めとするマリンレジャー関連商品をお買い上げいただいたお客様へお送りしています。 マリンレジャー関連商品につきましては海上保安庁より以下の通り注意喚起が行われております。使用方法、知識・技能不足に起因した事故も発生しており、お客様には適切かつ安全にご使用いただくため、以下の内容をご参照いただきますようお願いいたします。 注意喚起の詳細はこちら> ◆マリンレジャー関連商品の安全な使用について・カヌー 荒天や技能不足により帰還不能となる事故が発生しています。事故防止のため、安全に関する知識・技能を身に付けるとともに、必要な装備を準備して楽しみましょう。 ・ミニボートミニボートの特性を理解し、海の基礎知識や必要な装備品を確認して楽しく安全に遊びましょう。 ・SUP(スタンドアップパドルボード)荒天や技能不足により帰還不能となる事故が発生しています。事故防止のため、安全に関する知識・技能を身に付けるとともに、必要な装備を準備して楽しみましょう。 ・その他ウォーターアクティビティを楽しむ際は、海に関する知識、利用する乗り物の特性や装備、習得すべき技術、交通ルールなどについて、十分理解し、準備した上で海に出ることが大切で、このことが自分の命を守ることに繋がります。ぜひ、ウォーターセーフティガイドを活用いただき、安全にお楽しみください。 出典:海上保安庁 *詳細な注意事項は上記リンクからご確認ください。 *Amazon.co.jpでは2020年2月より、海上保安庁と連携し海の事故防止に向けたあんしんメール配信を行っています。 *本メールは以前にお買い上げいただいた商品に関連する、外部機関からの製品安全情報をご紹介するものであり、特定のメーカーや特定商品についての安全性や危険について注意喚起するものではありません。 |
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カヤックやSUP、海で遊ぶ道具を買った人に送られているメールで、海に出る時は必要な安全装備を必ず着用して下さい。という内容のメールです。海上保安庁のリンクに飛んで、実際に風の強い日を想定したSUPやカヤックの動画ものっているので、SUPをやるなら必ず見ておいた方がいい内容でした。
どうしてライフジャケットが必要なのか?
サーフィンでライフジャケットを付けてる人はほとんど見たことないのに、どうしてSUPはライフジャケットが必要なのでしょうか?
カヤックフィッシングをしている方も必ずライフジャケットを着ています。どうしてなのでしょうか?
SUPでライジャケが必要な理由①風で流される
SUPは風に弱いです。少し風が吹くだけで、思っている以上に流されていきます。SUPに夢中になっていると、岸からの距離や方向を確認する事を忘れてしまいがちです。
気付いた時にはすでに流されていて、かなり怖い思いをしたという経験は誰もがあります。
恐怖を感じてしまうと、体は思うように動かなくなるものです。とにかくボードから落ちないように動きは小さくなり、思ったように進まずまた流されていく…。こんな精神状態で海に落ちたら、パニック状態になって溺れるケースもあります。
そんな時に命を守ってくれるのがライフジャケットです。
SUPでライジャケが必要な理由②沖に出るのが簡単
SUPは思っている以上に推進力があります。おそらく、一番最初にSUPを体験したら、こんなに進むのか!と驚くと思います。パドルを1回漕ぐだけで、慣れてくると2〜3m。レース用のボードは、熟練者が漕ぐと5m進むなんて事もあります。
SUPは簡単に沖に出る事ができます。楽しくなって沖に出て、気付いたらひとりぼっちで恐怖心にかられる。こういう経験も誰もがあります。
そんな時に、不意にくらった波で海に落ちてパニックになってしまったら…。ライフジャケットがないと命を落としてしまいます。
SUPでライジャケが必要な理由③パンク、バースト
最近SUPが人気になってきた理由のひとつは、空気で膨らませるタイプのインフレータブルSUPが普及してきた事も理由のひとつ。空気を膨らませればカチカチになってしっかり浮くし、保管する時は空気を抜いて折りたためるので場所を取りません。車に積むにも少しのスペースがあれば持ち運び可能なので、インフレータブルタイプのボードは、SUPをより身近にしてくれました。
しかし、インフレータブルSUPの最大の弱点はパンクです。結構頑丈に作られているのですが、針や鋭い物が刺さるとどうしてもパンクしてしまいます。
そして特に夏場に怖いのが、空気の膨張で起きるバーストです。SUP自身が空気の量に耐えられなくなり、「バン!!」とSUPが破裂してしまいます。
気温のが高くなると、空気は膨張し、SUPに空気を普段通りに入れると、夏場はバーストする可能性が高くなります。
バーストはパンクと違い、一気に空気が抜けてしまうのでとても危険です。もし沖でバーストしてしまったら、浮いて助けを待つしかありません。そのためにも、ライフジャケットは必須なんです。
SUP用で安全性が高いライフジャケットとは?
恐怖で気持ちがいっぱいになると、体は思うように動かないもの。万が一の時に命を助けてくれる、しっかりと浮くライフジャケットを選びましょう。SUPは、海の遊びの中でも、かなり沖まで出るアクティビティです。何かあった時のために、
上半身に着るタイプ
ライフジャケットは腰巻きタイプではなく、上半身に着るタイプを選びましょう。腰巻きタイプは、腰を安定させてくれるのですが、上半身を水面より上に保つ体力が必要になってくるので、長時間の海の漂流には向いていません。
ジャケットタイプのライフジャケットは、顔を水面に出しやすく、体力を無駄に使いません。
枕があるタイプ
ライフジャケットは、胸と背中を包んでくれるタイプの物が多いのですが、「マクラ」といって、首から後ろを浮かせるパーツがセットになっているものがあります。マクラとは、その名の通り頭を支えてくれる部分です。マクラがあると、仰向けになっても顔が水中に入っていかないので、万が一気を失ってしまった場合でも、生存できる可能性が格段に上がります。
海の上では、顔を水面から出そうとするだけでも、体力は結構使います。体勢を維持するだけでも体力を使うので、頭を支えてくれるマクラがあるとないとでは、安全性が全然違います。
動きやすいタイプを選ぶ
SUPは全身運動です。無駄にポケットなどがないタイプの物を選びましょう。陸から釣りをする場合は、ルアーなどを入れておくためのポケットが装備されてる方が便利ですが、落水の可能性がある危険な磯や、SUPフィッシングでは、できるだけ動きやすいスッキリしたデザインのモデルを選びましょう。
ほとんどのインフレータブルSUPボードは、ノーズ(ボードの前の部分)に荷物を固定できるゴムヒモがついているので、ライフジャケットにポケットが付いてなくても大丈夫です。
ハードボードなど、荷物を固定できる場所がない場合は、腰につけるタイプのヒップバッグがあると便利です。リンクの商品は私が使っているタイプのヒップバッグです。
SUPは常に最悪の事態を考えよう
SUPはとてもとても楽しいスポーツです。SUPに乗って釣りをすれば、場所取りのストレスからも、朝早く起きたのにすでに釣り場は大混雑だったという悲みからも開放されます。
SUP最高!と声を大にして世界の中心から叫びたいですが…それは大間違いです。
自由だからこそ、周りに迷惑をかけず、安全にSUPを楽しむ必要があります。SUPはとにかく風に流されやすいです。楽しくて沖に出すぎて、なんだか風が吹いてきたような気がして、どんどん沖に流されて戻れなくなってしまっては手遅れです。
- 今日はどの方角の風が吹くのか?
- 風速○mが何時から吹くのか?
- 天候は急変しないか?
など、常に危険予測をする必要があります。ただの危険予測ではなく、命に関わる最悪のケースを常に考えておきましょう。
【関連記事】
>>>【こんな時は諦めて!】SUPフィッシングができる風速と危険な風速、危ない風向きを読もう
ライフジャケットの着用義務はまだない
2021年4月現在、SUP、カヤック、SUPフィッシングでは、ライフジャケットの着用義務はまだありません。ライフジャケットの着用義務があるのは、操縦に小型船舶操縦士免許が必要なモーターボート、水上オートバイ、漁船などです。細かな規定はありますが、船の上で釣りをするお客さんも、ライフジャケット着用の義務はあります。
参考にしたページは、国土交通省の【ライフジャケット着用義務拡大】です。
人気が出てきているアクティビティ、SUPですが、人も増えて事故も増えていくと、SUP禁止のエリアが増えたり、国に安全が認定されたライフジャケットの着用義務など、今後増えていくでしょう。
命を落としてしまう事例が今後増えていけば、せっかく自由に大きなエリアで楽しめていたSUPも、どんどん制限されてしまい、肩身が狭くなってしまいます。
普段SUPを楽しんでいたエリアでもしも、命を落とす事故が起きてしまったら、普段のポイントがSUP禁止になりかねません。なので、できる限り危険を予測、回避して、安全にSUPを楽しむ必要があるんです。
SUP用ライジャケは撃投ボディープロテクター2がおすすめ
しっかり浮いてマクラがあるライフジャケットが撃投ボディープロテクターです。このライフジャケットは、最初磯釣り用に買いました。もちろん今でも、磯に行く時も着用していますし、SUPフィッシングの時もこのライフジャケットです。
背中側は小物を引っ掛ける場所もあるので便利です。飲み物とかをぶら下げてもいいですよね。
もちろん、首にはマクラもあります。
このマクラは脱着可能です。ジッパータイプになっているので、真夏などの暑い季節で沖には行かない時は外しておけば、暑さ対策にもなります。
購入当初、実際に海に入って他のライフジャケットと浮き比べたのですが、マクラで首が守られている分、水の上での安定性が他のライフジャケットと比べ違いました。仰向けになってただひたすら浮く事ができるライフジャケットという感じで、海の上でただただ仰向けになる事ができます
私が使っているモデルは、2年ほど前のモデルで2020年に新しいモデルが発売されました。それが、紹介している撃投ボディープロテクター2です。
撃投ボディープロテクター2はもともと、磯からルアーを投げ続けるための、動きやすさと安全性重視で作られたライフジャケットで、SUP用ではありませんでした。私自身、SUPをやる前は磯からヒラスズキを狙っていて、動きやすくて安全なライフジャケットを探していた時に出会う事ができたライフジャケットです。
結果的には、ピッタリとフィットする撃投ボディープロテクターは、今でもSUPフィッシングには欠かす事ができないライフジャケットです。
これからも安全にSUPを楽しむために
いつまでも、気軽に大きな大きな海に出られるSUP。SUPでやる釣りはとても楽しいですし、そこで大物がかかったりしたらもう、最高です。
そんなSUPをこれからも安全に楽しむために、ライフジャケットは必ず着用しましょう。2021年4月現在、SUPでライフジャケットの着用義務はないですが、SUPを楽しむ方が増えていけばきっと、ライフジャケット着用義務や、SUPフィッシングができるエリアの制限など、規制は間違いなく増えていくでしょう。
海で楽しむ全ての方が共存できるように、決まりを守り、いつまでも楽しいSUPを楽しんでいきましょう!