恐怖倍増!陸でも怖いのにSUPフィッシングで来たらもっと怖い危険な生物5選
大海原に出て、混雑とは無縁の釣りができるSUPフィッシング。とても楽しいアクティビティなのですが、一歩間違うと命を落とす危険性もあるのが、SUPフィッシングです。
できれば怖い思いをしたくない。できるだけ怪我をしない、命の安全を確保したいのなら、あらかじめ危険な生物を知っておくしかありません。危険な生物を知って、いつでも楽しいSUPフィッシングをしていきましょう!
SUPで会いたくない危険生物5選
SUPフィッシングは、陸に足がついていない状態で、危険があると対処がとても難しい、無防備な状態です。そんな状態で、危険生物が釣り中にかかると、それはもう大変。陸でもかかる事がある身近な生き物で、SUPフィッシング中では特に危険な生物を紹介します。
- 強烈な引き
- 鋭くて危険な体の部分がある
- タモに入らない
という、いくつかの怖い部分をもっている生き物を選びました。
SUPでの危険生物①アカエイ
堂々の第1位は、アカエイです。大きさは30cmから、大きいものでは1m以上の大きさにまでなるアカエイもいます。
パタパタパタパタ、海で見るととても大きく見えるし、とても気持ち悪いですよね?アカエイは、SUPでかけてしまったら…恐怖しかありません。
猛毒の毒針、強烈な引き、ルアー外すのも一苦労。SUPフィッシングの楽しさの1つは、魚との距離が近い事です。魚をかけてからのファイトは、すぐ目の前でできるのでとても迫力があるものです。しかし、その魚がもしもアカエイだったらどうでしょう?
暴れるわ…。タモに入らないわ…。毒針も危ないわ…。
ボードに針が刺さって空気が抜けるという危険もあり、SUPフィッシングでは絶対に関わりたくない生き物です。
もしかけてしまったら、取り込むのはあきらめ、ルアーが外れるのを待つか、ラインを切ってしまうしかありません。
SUPでの危険生物②サメ
SUPフィッシングで遭遇する確率は極めて低いですが、実は充分に出会う可能性があるのがサメです。実際、私は東京湾でサメに遭遇した事があります。
日本には、様々な種類のサメがいます。SUPフィッシングは、サーフィンや、サーフから投げる釣りよりはるか沖まで行けるので、大型のサメとの遭遇の確率が高いです。
ドチザメ
比較的大人しいサメで、ドチザメから危害を加える事はほとんどないのですが、やっぱりサメはサメ。SUPフィッシング中に見かけたら離れましょう。私自身、SUP中に会ったことがあるサメは、ドチザメでした。
2019年の秋の話でした。東京湾が連日サワラフィーバーの時期。サワラが釣りたくて、昼頃からSUPフィッシングを開始。しばらくすると、はるか沖に水面を切り裂く謎のボイルが連発!これはパドルを漕ぎまくって頑張って行くしかない!と決めてはるか沖まで漕いで行きました…。
やっとの思いでたどり着くと、それはサワラのボイル。絶対釣れると思ってキャストを始めた矢先、謎の尾びれが見えたんですよね。
明らかにシーバスでもサワラでもない、ヌモっとしたゆったりとした泳ぎで鍵状の尾びれ…。後から調べたら、ドチザメでした。
その日は怖くなってそうそうに撤収です。
特に危険なサメ
- シュモクザメ
- アオザメ
- イタチザメ
過去に神奈川県の沖合でシュモクザメ目撃されたり、東京湾でアオザメが沖合2kmの定置網にかかった例が例もあります。イタチザメも日本全国の海域に生息しています。
ボードをサメに噛まれたらひとたまりもありません。サメは頭のいい生き物です。ボードを食いちぎれば人間が落ちてくること位知っています。実際に海外では、サメにゴムボートを食いちぎられる事故も起きています。
沖縄には、攻撃性の高いイタチザメもいます。
こんな状況はとにかく怖い…。
身の危険を感じたら、無理をしないで逃げましょう。
SUPでの危険生物③スナメリ
スナメリはイルカの仲間です。人間に噛み付いてくる可能性はほぼないものの、1m以上の大きな体を持つスナメリ。SUPフィッシング中に衝突されてしまったら、ボードから振り落とされる位の衝撃は簡単に与えられてしまいます。
スナメリは、岸近くまでやってきます。サーフィンができるような距離でも、結構な頻度で目にします。海でいきなり現れると、真っ黒い魚体で、本当に怖いんですよね。ちなみに、魚のボイルの中にスナメリが混じる事もしばしば…。SUPフィッシングは、ボイルの近くに行く事ができるので、ボイル打ちする時は、気をつけましょうね。
このスピードでSUPに体当たりでもされてしまったら、簡単にバランス崩して海に落とされてしまいます…。
SUPでの危険生物④ダツ
大きくなると1mを越える大きな魚体になるダツ。
光に突っ込んでくる習性があり、キラキラした物などが反射した時の光や、夜の懐中電灯の光などに突っ込んできます。釣り中にダツが刺さって死亡している事故も実際に発生しています。
似た魚として比べられるオキザヨリという魚もいますが、この魚もダツと同じ光に突っ込んでくる習性を持っています。関東の沖合でも結構遭遇する魚なので、気をつけましょう。
SUPでの危険生物⑤シーバス
SUPフィッシングのメインターゲットでもあるシーバスがランクインです!
シーバスは、背びれのトゲが極太でとても強いです。
シーバスのは、釣りあげてもおとなしくなる事はありません。エラ洗いをするほどの力があるパワーファイターです。その反動で、背びれのトゲがSUPを貫通してしまった…。なんて可能性もあるのがシーバスなんです。
SUPは常に危険と隣り合わせ
SUPはとても楽しいアクティビティですが、常に危険が隣り合わせにあります。楽しいからやってみよう!というだけではとても危険な遊びです。決して自然を甘くみてはいけません。常に、最悪の事態を想定しておくのが、自然を相手にしたアクティビティです。
その先に、最高の喜びがあるんです。
危険を回避するために
SUPで死なないために、安全装備は必ずつけましょう。何かあった時でも、ちゃんと装備をしていれば、生存する可能性が広がります。
安全装備を必ずつける
- ライフジャケット
- リーシュコード
- ウェットスーツ
安全装備は必ず装備しましょう。海には、目に見えない思わぬ潮の流れがあります。海に放り出されると、流されやすいSUPはあっという間に遠くに流されていってしまい、安全装備をしていなければ生身で海を漂う事になってしまいます。
必ず、生きるための装備をしましょう。
できればハードボードを使う
SUPで出会って恐怖倍増の危険生物。インフレータブルSUPは、ボードを刺されて空気が抜けてしまえば、あとは海を漂うしかありません。
そうならないために、できればSUPフィッシングはハードボードを使いましょう。
- アカエイの毒針が刺さっても
- ダツに突っ込まれても
- サメに噛まれても
体に危害を加えられさえしなければ、ハードボードの方が耐久力があって生存率が高まります。値段はインフレータブルSUPボードより高いですが、命には変えられません。
安全で楽しいSUPフィッシングをしよう
大海原に出てストレスフリーのSUPフィッシングですが、危険と常に隣り合わせです。自然を甘く見てはいけません。常に万全の装備で、安全に楽しいSUPフィッシングをしていきましょう!