2モデル買ってインプレ。使いやすいステンコアプライヤーは190Hと220Hどっち?

とてもリングの開閉がしやすく、とても使いやすい、ダイワのステンコアプライヤー。サイズは全長19センチと22センチの2サイズ展開。どっちのサイズが釣りには使いやすいのか?SUPフィッシングで使うならおすすめはどっちなのか?
魚が釣れてフックを外す時に使ったり、ルアーのフックを変える時に使うフィッシングプライヤー。最近のプライヤーはとても頑丈に出来ていて、あまり頻繁に買い替えもしないはず。SUPフィッシングを始めて5年、今も現役で使っているステンコアプライヤーの使用感を紹介します!
結果的に使っているステンコアプライヤーは220H!
私が今現在、メインで使っているステンコアプライヤーは全長22cm、220Hの大きいサイズです。
やっぱり、少しだけでも長さがある220Hの方が、魚に掛かったフックを取る時に距離が取れて安心です。魚が暴れても、怖くない。大は小を兼ねます。
190Hと220H、どちらを選ぶかは、メインターゲットの魚のサイズ次第だと思ってます。
- 60cmオーバークラスの魚狙いなら220H
- 60cmより小さいサイズの魚狙いなら190H
ブリ、平政、ランカーシーバス狙いのビッグゲームなら220H。そこまで大きい魚のかかる可能性が低くて小さめルアーを多く使うなら190Hを選んで問題ありません。
私の場合、メインの釣りがSUPフィッシングで、青物やサワラなども狙うのと、不意の大物が掛かるケースもあるので、できるだけ長い220Hの方を持っていっています。
最初は190Hの方で充分かな?と思って買ったのですが、慣れてくるともっと大きいのでもいいなと思い始め、結果的に220Hも買ってしまいました。
190Hと220Hの大きな違い
2種類あるステンコアプライヤーの大きな違いは、もちろん全長のサイズの違いもあるのですが、1番の違いは、プライヤーの先端を使って開けられるフックリングのサイズの違い。大きいルアーを使う釣りなら220H、そこまで大きくないルアーを使う釣りなら190H。
理由は、その先端のサイズの違いにあります。
開けられるフックリングの大きさの違い
ステンコアプライヤーは先端が細くなっていて、リングの中にプライヤーの先端を簡単に入れる事ができます。この先端のつくりがとっても使いやすくて、リングがとてつもなく開けやすいです。190Hと220Hは、この先端の大きさが違います。

実物だと結構大きさの違いがあります。
私が良く使うジョルティシリーズは、190Hのステンコアプライヤーの方が開けやすいです。別注平政や、モンスターショット、160ミリクラスの大きいフックが付いているルアーでは、220Hの方が開けやすいです。
190Hが開けやすいフックリングサイズは#3〜7まで
例えば…
(#はリングサイズ)
- #1〜2 COREMAN VJシリーズ
- #3 BLUE BLUE ジョルティシリーズ
- #3 ダイワ セットアッパー125S-DR
コアマンのVJはリングサイズが小さい#1〜#2です。対応サイズではないのですが、190Hだと簡単に開けられます。
220Hが開けやすいフックリングサイズは#5〜9まで
例えば…
(#はリングサイズ)
- #2 シマノ 別注平政160F
- #6 HARDCORE バレットダイブ140
- #6 HARDCORE モンスターショット125
などなど、実際に私が使ってみてステンコアプライヤー190Hと220Hそれぞれが使いやすいルアーをまとめるとこんな感じです。
狙う魚で使いやすいサイズは変わる
当然ながら、大きい魚を狙う用の大きいルアーは、付いているフックサイズも大きいです。なので、使いやすいのは220H。別注平政や、モンスターショットは、#6のフックリングが使われていて、結構極太なので、190Hだと開けにくいですね。(対応はしていますが…)
ステンコアプライヤーの特徴
ステンコアプライヤーは、ルアーのフックを交換する時に開けるフックリングを開けるのが、他のプライヤーと比べてとても開けやすいです。
その理由がこの独特な先端の形。

プライヤーの先端がリングの穴にスっと入り、リングを開ける時はプライヤーをグッと握ればリングが開いてくれます。リングを開ける部分が三角形になっていて、力を入れるほど広く開いてくれる。
通常のプライヤーは、2点で開けるのに対し、ステンコアプライヤーは、上2点、下1点の3点で開けます。
リングが広く開いてくれると、フックも通しやすくなるので、ステンコアプライヤーにしてからフックの交換がやりやすくなり、なによりも時間の節約になっています。
大物かかった時には少しでも長い方が安心
釣りをしていると、思いがけない大物がかかる事があります。むしろそれこそ醍醐味ですし、全アングラーがその時を追い求めているはず!
そんな時に、当然ながら、長いプライヤーの方がフックを外すのがより安全。特にSUPでは、釣り上げた魚のフックを外すのは結構大変。「ボードの上」という限られたスペースなので、手際良くより安全にフックを外せるかは、後々の釣果にも繋がりますし、すぐ外せた方がストレスフリーになります!
今まで使っていたUmibozuのプライヤーと比較
Umibozuのプライヤーも問題なく使えていました。しかし、ステンコアプライヤーに慣れるとやっぱりステンコアプライヤーはとても使いやすい。そしてやはり、ステンコアプライヤーの売りである、使いやすい構造の先っちょで、リングの開閉のしやすさが段違い。作業が本当にストレスフリー。この感覚は、今プライヤーを探しているあなたにこそぜひ使って実感してもらいたいです!
ステンコアプライヤーのメリットとデメリット
プライヤーの買い替えで選んだステンコアプライヤー、メリットデメリットを紹介します。
メリット①フック交換がしやすい
こちらは、今まで言っていた通り。最高。細い特徴的な先端は、フックリングにスッと入るので、とても使いやすいです。フック交換ノンストレスプライヤー!
メリット②グリップの開け閉めがしやすい
プライヤーを閉じたら自然に開いてくれるような、スプリング的な機構がないので、開け閉めの時に特に抵抗なく操作がしやすいのが◎!
ただし、小指か薬指をうまく使わないと開けられないので、これはこれで慣れが必要。
デメリット①もちろん錆びる(追加防錆しないとすぐ錆びる)

「錆びにくさ」を謳っているステンコアプライヤーですが、普通に錆びます。むしろ、他のプライヤーより錆びやすい印象です。特に先端部分は、フックやフックリングとの摩擦でコーティングが剥がれていってしまい特に錆びます。1回の釣行で水洗いしたら大体錆びてます。
私はこの錆びやすさがそこそこストレスで、他のプライヤーを買って乗り換えようとしたのですが、やはりこの開けやすさにはメロメロで、結局ステンコアプライヤーを使っています。
対策としては、KUREの海用防錆剤【666】を塗って少しでも錆びにくくしています。これを塗るとだいぶ錆にくくなってくれました。
要望:もっと長くても良いかも
190Hでは短く感じて220Hを後から購入したのですが、
もっと長くてもいいかも…
と思う事がしばしば。これ以上長くすると結構なサイズ感になるかもだけれど、あと3cm位は長くても全然使えるな〜という印象。そしたら、普段の釣りやSUPの上からでももっとフック外しやすくなりそう。
私がSUPフィッシングで使っているのは220H!
結果、SUPフィッシングで装備しているのは220Hのステンコアプライヤー。SUPフィッシングは、予想しない大物が掛かってしまう事が結構あります。大物が掛かった時にフックを外しやすいのは、やっぱり少しでも長さがあるもの。ボードの上では魚もかなり暴れるし、できるだけフックから手が遠い方がより安全です。
SUPで使うには190より220がおすすめ!
汎用性があるのは190H!
季節ごとに狙う魚は違います。
ダイビングペンシルやビッグベイトを使うシーンはそんなに多くないはず。
大きいルアーには付いていない、#1以下のフックサイズを使う場合なら、190Hで十分です。VJやジョルティ、サゴシチューンなど、よく飛んでよく釣れるルアーに丁度いいサイズは190Hのステンコアプライヤー。
プライヤーは自分の好みにあったものを!
プライヤーは各メーカーから様々な種類が出ているので、釣具屋さんなどで実際に手に取って使用感とサイズ感を見てから買うのが1番良いですね。
最近は、フックを外す事に特化した、フックリムーバーという商品も出ています。掛かった魚のフックを外す事だけを見れば、プライヤーより長さもあってフックをつかむ力も強いのでかなりおすすめ。
SUPで使うとなると、装備がかさばるのと長さがありすぎるので私は使っていません。あと結構高価…。
色んなシーンで使いやすい!ステンコアプライヤー
今回紹介したダイワ ステンコアプライヤーは、私がメインでやっているSUPフィッシングでは、かなりおすすめのプライヤーです。プライヤーは、針を外したり、フックの交換をしたり、結構使う頻度が多い道具。手に取る回数が多い道具ほど、より使いやすい物を選ぶのがおすすめ!
またルアーのフックを交換する時って、一気にまとめて大量のルアーのフック交換すると思う。リングが簡単に開けられるプライヤーを使えば、作業も捗どりますし、時短になるので、睡眠時間を増やせたり、他の道具の準備に時間を回す事もできる!
ぜひ、ステンコアプライヤーを手に取って、使いやすさを実感、良い釣果に繋げていってく下さい!