実はたっぷり時間をかけるのが大事!筍を美味しく食べるアク抜きのコツと方法!
春の味覚【筍(たけのこ)】
春になると皮付きの筍がスーパーでも出回るようになります。回鍋肉やおひたし等、シャキシャキした食感がとっても美味しい筍ですが、「スーパーで売っていても調理が大変そうだしエグみも強くて食べられなそう・・・。」
そんな事はありません!
筍を美味しく食べるためのアク抜きは意外と簡単なんです!
筍のアク抜きの方法
筍を買ったはいいものの、そのまま茹でて食べてしまっては、アクが強くて喉はイガイガ、とても食べられたものではありません。筍を美味しく食べるには、アク抜きが必要です。
[aside type=”boader”]筍をアク抜きする手順
【用意するもの】
- 筍・・・1~2本
- 鷹の爪・・・1~2本
- 糠・・・手のひら2掴み
- 水・・・筍が浸るまで
【手順】
- 筍を皮のまま軽く水洗いする
- 筍の先端を斜めに切り落とす(筍の先端は硬くて食べられないので思い切って切り落としてください)
- 火が通りやすいように先端に切れ目を入れる
- 水をたっぷりはった鍋に筍、鷹の爪、糠を入れて沸騰させる
- 沸騰したら弱火にして30分ほど煮る
- 30分程煮たら、そのまま鍋でひと肌まで冷ましてから取り出す
筍を美味しく食べるためのワンポイント!
- 筍の先端はエグみが強いので切り落とす
- 筍を茹でる時間は、小さい筍は30分。大きいものは2時間
- 煮終えたら絶対にすぐに取り出さないでください!湯気と一緒に水分が抜け出してしまい、身が縮んでしまいます。じっくり時間をかけてひと肌まで冷ましてから取り出して下さい
美味しい筍の選び方
何を基準に美味しい筍を見分けるのか?
美味しい筍は、目と手で簡単に見極める事ができます!
先端が黄色い筍を選ぶ
まず2つの筍を見比べてみて下さい。
どっちの筍が新鮮だと思いますか・・・???
答えは2つ目の筍です。
筍の先端が緑になっているという事は、土から目を出して数日立っているという事です。先端が黄色い筍は、土からまだ芽を出していないか、出て間もないため、味もエグみが少ない筍です。
切り取り部分が変色していない筍を選ぶ
筍の切り取り部分は一番空気に触れやすく水分も豊富です。そのため、時間が経つと赤褐色に変色していきます。切り取り部分は白い筍は新鮮ですので、手にとって見てみましょう。
皮の表面の毛の密度がしっかりしていて、毛が立っている筍を選ぶ
これは、新鮮な筍と、収穫から時間が経った筍を実際に触り比べなければ分かりにくいですが、実際触ってみると筍の皮に生えた毛の密度の違いが分かるはずです。
新鮮な筍はとにかく、指に毛が刺さりそうなほどしっかりしていて密度があります。
旬の筍を美味しく食べる
春に美味しい筍。案外調理が大変そうですが、アク抜きの手順さえちゃんとできれば様々な料理に使う事もできるとっても優秀で美味しい食材です。アク抜きは、鍋で煮詰めて30分以上、煮詰め終えてからひと肌に冷ますのも30分以上と、思った以上に時間が掛かり手間も掛かりますが、内容は簡単なんです。時間がかかるからと敬遠せずにぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?