釣り最強!GARMINのソーラー充電腕時計を1ヶ月使ってわかった事
GARMINの海用スマートウォッチ〔Instinct Dual Power Surf Edition〕。釣り用スマートウォッチとして使いたい、待ちに待った腕時計がついに発売されました。
ソーラー充電も装備していてタイドグラフも見られると来たら、もう、買うっきゃない!私は発売日に即買ってきた。
そしてつい先日、この腕時計と釣りに行ってきた。果たしてこのGARMINの〔Instinct Dual Power Surf Edition〕が、釣り用腕時計としてどこまで使えるの試したかったからだ。
実際使ってみた感想としては、「細かい部分を気にしなければ、最強の釣り用スマートウォッチ」だ。
普段使いとアウトドア使い、GARMINの海用スマートウォッチ〔Instinct Dual Power Surf Edition〕を1ヶ月使って見て分かった事が見えてきたので、釣り用腕時計探しの参考になれば幸いだ。
Instinct Dual Power Surf Editionが釣り用腕時計として最強の理由
いくつか釣りとSUPフィッシング用に腕時計を購入したが、最終的に、ガーミンのInstinct Dual Power サーフエディションしか使わなくなった。
実際に使ってみて感じた、使いやすかった機能を紹介していこう。
ソーラー充電を装備している
スマートウォッチは、電池が減りやすい。特に普段使いをする場合、2日で電池が切れる程度のものが普通だ。Instinct Dual Power サーフエディションは、その心配はいらない。
スマホとペアリングしている状態ででも最大24日間バッテリーがもつのに加え、太陽光があり、条件さえ整えば、さらにプラスで30日間バッテリーがもつのだ。
ソーラー充電の恩恵は、外でガシガシ使っても、普段使いをしていても、1週間程度ではバッテリー切れの心配がまずないのはとても心強い。
3日先までのタイドグラフが見られる
Instinct Dual Power サーフエディションは、潮汐予報点というタイドグラフを見る事ができるアクティビティがある。
- 現在地
- 履歴
- 保存済みポイント
- 座標
から、知りたい場所のタイドグラフを調べられる機能だ。ほとんどのスマートウォッチは当日分の潮の動きしか分からないのだが、Instinct Dual Power サーフエディションは、3日分の潮の動きが分かるのだ。
泊まりがけの釣行に行っても、翌日の朝まずめや夕まずめの潮の動きが分かるのは、とても助かる。
釣りアクティビティがある
2020年7月16日に発売された、ソーラー充電対応のInstinct Dual Power シリーズ。嬉しい事に、今回このInstinct Dual Powerシリーズ全てに、釣りアクティビティが搭載されている。もちろん、2020年8月27日に発売されたサーフエディションにも釣りアクティビティは入っている。
釣りアクティビティとは、
- 歩いた道筋や時間
- 釣った魚の数
- ポイント登録
などが記録できる、釣り人のためのアクティビティ。Instinct Dual Powerを買ったらぜひ使って欲しい機能だ。
10気圧防水装備
海用スマートウォッチ選びで悩まされるのが、防水性能ではないだろうか?
Instinct Dual Powerシリーズは問題ない。10気圧防水という、海の遊びでも充分耐える事ができる耐水性能がある。
機械的機能が多いスマートウォッチで、ここまでの稼働時間も長く、耐水性能を持っている時計はなかなかない。
海遊びにInstinct Dual Power サーフエディションを選ぶのは最高の選択だろう。
Instinct Dual Power Surf Editionの気になる点
私自身大絶賛のInstinct Dual Power サーフエディションだが、使ってみていて気になる点があった。実際には、ほとんど気にしなくてもいい部分なのだが、ここが改善されたらもっと良かったのに!という点だ。
ポイント登録が釣り専用ではない
Instinct Dual Power シリーズに搭載されている釣りアクティビティ。釣果を記録しながら自分の歩いた道なども記録できるとても便利な機能。
このアクティビティの中の項目に、ポイント登録という項目があるのだが、この機能がイケてないのだ。
どういう事かというと、私はこの機能について当初このように思っていた。
- 釣りポイントを登録できる機能
- アプリに表示される
と思っていたのだが、そこがどうやら違ったのだ。まず、Instinct Dual Power シリーズは、SUPやランニング用などの様々なアクティビティがあり、その機能全てでポイント登録ができる。この釣りアクティビティのポイント登録も、釣り用のポイント登録ではなく、ただのポイント登録なのだ。
つまり、ポイント登録をしても、全てのポイントデータとごちゃまぜになるので探すのが面倒。あらかじめ時計内に登録されているデータで、山がたくさんポイント登録されているため、あとから探すことを考えるとはっきり言ってあまり実用的ではなかった。しかも、アプリにこのポイントは表示されないのだ。
釣った数、釣ったポイントはアプリにも表示されるのだが、その情報も微妙だ。
釣果ポイントの情報が微妙
釣りアクティビティに表示される釣果情報、こちらの情報が微妙だ。距離、速度、ラップタイムが表示され、海情報が記録されない。どちらかというと、ランニングウォッチ的な情報が記録されている。運動としての要素が強い記録情報だ。
風速、天気、気圧など、釣りっぽい情報が記録されるともっと面白い時計だった。
細かい通知設定はできない
Instinct Dual Power シリーズは、スマホと連動させてメールやLINEの通知が来るのだが、細かい通知の設定ができない。
つまり、「メールの通知はONにしたいけど、LINEの通知はOFFにしたい」という事ができない。
- 通知をONにするのかOFFにするのか?
- 電話発着信だけを通知ONするか、全部の通知をONするか?
という具合で、通知のON、OFFをアプリごとに切り替える事はできない。CASIOのPRO-TREK Smart〔WSD-F30〕はそれができる。
>>>WSD-F30はiPhone連動で釣り用腕時計として使えるのか検証!
Instinct Dual Powerは電池消耗を全然気にしなくていいのでほとんど気にならないのだが、Twitterの通知がやたら多かったり、メールのが1000件すでにたまっていたりする場合は、スマホ自体の通知設定で調整した方がいいだろう。
黒くない
箱を開けて一番驚いたのが、Instinct Dual Power サーフエディションの色だ。写真と違って、全然黒くない。言ってしまえば灰色だ。完全にグレーだ。iPhoneでいうスペースグレイにとても近い。
Instinct Dual Power サーフエディションは白と黒の2色展開。そう思っていた。
- クラウドブレイク
- パイプライン
私が購入したのは、黒のパイプラインの方だった。というのも、Instinct Dual Power サーフエディションの前のモデル「Instinct TIDE」を持っており、そちらの方は白にしたのだが、白はとても汚れに弱い。白色は、汚れがつきそうで普段使っていても気になってしょうがないので、今回のサーフエディションは黒にした。
が、開けてびっくり。完全に灰色である。まさかの3色展開だったのかと勘違いしてしまいそうになったのと、まさかの偽物が届いたのかと思ったが、どうやらこれが正規品で間違いないようである。
しかし、この色はこの色で、他の時計ではなかなか見ない色なので、今ではとても気に入っている。
Instinct Dual Power Surf Editionを使う理由
便利なスマートウォッチの機能を搭載しながらも、アウトドアの厳しい環境に耐えられるタフな構造のInstinct Dual Power サーフエディション。
Apple WatchやCASIOのプロトレックスマートと比べると、圧倒的にタフで楽に使えるのがGARMINの腕時計だ。
充電のプレッシャーから解放される
高性能な機能を持つスマートウォッチは、電池の消耗が激しい。これは切っても切れない多機能スマートウォッチの宿命だ。
Instinct Dual Power サーフエディションは今回、ソーラー充電を装備してきた。この機能によって、私たちは毎日の充電作業から開放されるのだ。
毎日使う物を毎日充電するのはスマホだけで充分ではないだろうか?腕時計を毎日充電するのは、私はとにかく面倒くさかった。Instinct Dual Power サーフエディションは充電も「気付いた時にやればいい」くらいの感覚なので、使っていてとにかく楽だ。
ボタン操作は慣れると使いやすい
スマートウォッチの醍醐味は、なんと言ってもスマホのように操作できる使いやすさだ。スマホのように指だけで画面をスクロールさせたり、画面を拡大する事ができるのは、とにかくすごい!驚いた!テクノロジーってすごい!というほど、最初にApple WatchやCASIOのPRO-TREK Smart〔WSD-F30〕を触った時は感動モノだった。
しかし、この操作のしやすさは、水に触れると誤作動の原因になる。濡れた手でスマホを触ると操作しにくいのと同じで、指で画面を操作するスマートウォッチも、水に濡れると触りにくくなってしまう。水に触れる機会の多い海にいたらなおさらだ。
その点、GARMINのInstinct Dual Power サーフエディションは全てがボタン操作なのでその心配はいらない。しかも、このボタン操作は慣れればとても使いやすい。
最初は操作に慣れず戸惑ったが、使うボタンも5つのうちほぼ4つのボタンだけなので、すぐ慣れる事ができる。
インスティンクトシリーズの種類に注意!
見た目が似ていて種類も多すぎるのに、機能性が違うインスティンクトシリーズ。購入の時は、間違えないように気を付けよう。私は見事に間違えたので、今紹介しているInstinct Dual Power サーフエディション パイプライン(黒じゃなくて灰色)は3本目のインスティンクトシリーズだ…。
海用はInstinct Dual Power サーフエディション
本記事で紹介しているのがこちらのモデル。Instinct Dual Power サーフエディションだ。ソーラー充電付きでタイドグラフが見られるのは、このモデルだけなので注意しよう。釣り、SUP、サーフィンなど、海で使う場合は、このモデルでOK。
サバゲー用はInstinct Dual Power タクティカルエディション
高高度からパラシュートから落下した時に、着地ポイントをナビしてくれたり、暗視ゴーグルを付けていても見やすい液晶など、完全なるニッチな層にターゲットを絞りすぎているのがこのタクティカルエディションだ。
もちろん高高度からパラシュートで落下しなくても、サバゲーをやってるなら、迷彩ファッションにとても馴染む腕時計になる事は間違いないだろう。
通常版はInstinct Dual Power
タイドグラフ機能もなく、サバゲー専用モデルでもない、スタンダードなソーラー充電対応モデルが、こちらのInstinct Dual Power。タイドグラフも着地ポイントナビも必要なければ、こちらのモデルで充分。
タイドグラフだけはInstinct TIDE
タイドグラフの機能はついているが、ソーラー充電の機能がないモデルが、こちらのInstinct TIDE。本記事のモデルより古いモデルで、釣りアクティビティも搭載していないので、これから買うならソーラー充電モデルの方がおすすめ。
私がこのInstinct TIDEを買った3ヶ月後に、ソーラー充電タイプが発表され、胸の動機が激しくなった。
エヴァデザインのInstinct
発売間もなくすぐに在庫切れした通常版Instinctのエヴァンゲリオンカラー。カラーバリエーションは4種類。タイドグラフもなくソーラー充電機能もない、中身は通常版のInstinctなので注意しよう。
GARMIN Instinctの液晶フィルムはこれ
専用の液晶フィルムはいくつかあるが、視認性を損なわず、ぴったりと貼れるのがこのフィルム。2枚入りなので、失敗してもやり直しがきく。
問題点と言えば、ぴったりすぎて失敗した時に専用の道具がいるのと、少しズレたら数ミリの気泡ができてしまうこと。
それでも指紋も残らず画面も綺麗に見られるのでおすすめだ。
釣り用腕時計最強の腕時計 GARMIN Instinct
Instinct Dual Power サーフエディションは、釣りやSUP、海の遊びで使うには最強の腕時計だ。ぜひあなたにも、
- タイドグラフ
- 充電からの開放
- タフネス
を、その腕にして味わってみて欲しい。今では公式サイトでは在庫切れが出てきているので、お店で見つけた時にはぜひInstinct Dual Power サーフエディションを手にしよう。
最高の海遊びスマートウォッチスタイルが、あなたを待ち受けているに違いない。